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卸売り

おろしうり
名詞
1
標準
文例 · 用例
中村屋も最初のうちは卸売りをした。
――所信と体験―― 一商人として 青空文庫
ついでに記すが、今から数年前のこと、中村屋を出て大阪に行き、菓子の卸売りをしている者があって、例年の如く東京に見学に来て、昔を忘れず私の所へ寄ってくれた。
――所信と体験―― 一商人として 青空文庫
私は彼が卸売りをしているというので、『大商店や百貨店等に品物を入れるには相当のコンミッションが必要だというがどうだ』と尋ねて見た。
――所信と体験―― 一商人として 青空文庫
それで売上げは店売およそ八円で、配達と卸売りで五円、合計十三円でちょうど家賃と同格、新宿移転時は間口四間で家賃二十八円、売上げは一日二十五円ないし三十円であった。
――所信と体験―― 一商人として 青空文庫
砂糖でもその他の原料でも、卸屋よりも二等三等以上の品を用い、実質の最善最良なるものを製造する方針を採っているゆえに、小売を目的とする製造家はとうてい卸売りすることは出来ないのである。
相馬愛蔵 私の小売商道 青空文庫
おめえ達はこれから手わけをして、甘酒の卸し売りをする問屋をみんな探してくれ。
あま酒売 半七捕物帳 青空文庫
爺やが風邪で寝ていた為、浦賀造船所へ納めている同地の雑貨店へ、卸し売りの白酒を、荷車に一荷積んで、和平どんが前を曳き、ぼくが後押しして行ったことがある。
――四半自叙伝―― 忘れ残りの記 青空文庫
棚は卸し売りの見本にあるのだが、近所の芸妓たちはよくそれを分けてくれといって来る。
――四半自叙伝―― 忘れ残りの記 青空文庫