買い出し
かいだし
名詞頻度ランク #26308 · 青空 98 例
標準
going out to shop
文例 · 用例
ある一人の女が婉曲に、自分もその村へ買い出しに行こうと思うが売って呉れるだろうかとS女にたずねてみた。
— 黒島傳治 『外米と農民』 青空文庫
勿論、燐火の注文を取って来た、ためしもなく、用材の買い出しに行ったこともなかった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
きょうはそいつらのために買い出し」 などと、これもまた久し振りで逢った者同志のおきまりの挨拶を交し、それから、二人に共通の知人のその後の消息をたずね合ったりして、そのうちに、ふとマダムは口調を改め、あなたは葉ちゃんを知っていたかしら、と言う。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
おれたち一家が餓え死にしかけても、おれはあんな、あさましい買い出しなんかに出掛けやしないのだから、そのつもりでいてくれ。
— 太宰治 『雪の夜の話』 青空文庫
」 なるほど御覚悟は御立派ですが、でも兄さんの場合、お国のためを思って買い出し部隊を憎んで居られるのか、ご自分の不精から買い出しをいやがって居られるのか、ちょっとわからないところがございます。
— 太宰治 『雪の夜の話』 青空文庫
ところが、冬の朝、黒門市場への買い出しの帰り廻り道して古着屋の前を通り掛った種吉は、店先を掃除している蝶子の手が赤ぎれて血がにじんでいるのを痛々しく見て、そのままはいって掛け合い、連れ戻した。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
それでも、臓物の買い出しから、牛丼の飯の炊出し、鉢洗い、その他気のつく限りのことを、遊んでいろという木下の言葉も耳にはいらぬ振りして小まめに働いていたが、ふと気がついみると、木下は自分の居候していることを嫌がっているようであった。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
今日 復員列車といおうか、買い出し列車といおうか、汽車は震災当時の避難列車を思わせるような混み方であった。
— 織田作之助 『昨日・今日・明日』 青空文庫
標準
buying in quantity