小貝
こがい
名詞
標準
small shell
文例 · 用例
春雨や小磯の小貝|濡るほど 終日|霏々として降り続いている春雨の中で、女の白い爪のように、仄かに濡れて光っている磯辺の小貝が、悩ましくも印象強く感じられる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
小貝をそこで捨てた。
— 泉鏡花 『春昼後刻』 青空文庫
兵は進んで下総堺の小貝川の川曲に来た。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
其年八月六日に下総境の例の小貝川の渡に良兼の軍は来た。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
わが世は空洞の實なし小貝、一味の海のひたりも、縁はあらぬなづさひ、――時劫の濱邊にひとり立ちて身にしも逼る海路のさびしき廣みに心いたむ。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
庭口から女中さんが厠へくるときは、外で下駄をぬいでくるほど小庭の中はきれいで、浜でとれる小貝や小砂利が磨いてしいてある。
— 長谷川時雨 『神田附木店』 青空文庫
それは春の日のことで、霞める浦輪には、寄せる白波のざわざわという音ばかり、磯の小貝は花のように光っている閑かさだった。
— 長谷川時雨 『田沢稲船』 青空文庫
わが世は空洞の実なし小貝、 * * *時劫の浜辺にひとり立ちて、身にしも逼る海路のさびしき広みに心いたむ。
— 蒲原有明 『『二十五絃』を読む』 青空文庫
作例 · 標準
砂浜を歩きながら、色とりどりの小貝を拾い集める。
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波打ち際でキラリと光ったのは、可愛らしい形をした小貝だった。
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拾った小貝に穴を開けて、夏休みの工作でネックレスを作る。
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標準
kanji "shell" radical at left
作例 · 標準
「財」や「貯」という漢字には、偏として小貝が使われている。
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漢字の書き取り練習で、小貝のバランスを整えるのに苦労した。
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辞書を引いて、小貝を部首に持つ漢字の意味の共通点を考える。
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