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押し問答

おしもんどう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #44535 · 青空 94
1
標準
arguing back and forth
文例 · 用例
いよいよ彼の座長演説をやる日に、入場券を持たずに会場へ行って門番と押し問答をやった。
寺田寅彦 レーリー卿(Lord Rayleigh) 青空文庫
後に待っている人のことなどはまるで考えないで、自分さえ切符を買ってしまえばそれでいいという紳士淑女達のことであるから、切符売子と色々押し問答をした上に、必ず大きな札を出しておつりを勘定させる、その上に押し合いへし合いお互いに運動を妨害するから、どうしても一人|宛平均三十秒はかかるであろう。
寺田寅彦 マーカス・ショーとレビュー式教育 青空文庫
こは世にありがちの押し問答なれどわれら母子の間にてかかる類の事の言葉にのぼりしは例なきことなりける。
国木田独歩 おとずれ 青空文庫
お気の毒だが辻番が違うぞ」 まだ宵の口ではあるが、世間がひっそりと鎮まっているので、こうした押し問答が手に取るように半七の耳に伝わった。
朝顔屋敷 半七捕物帳 青空文庫
その時に待合所の女中か何かが見覚えのない小さな鞄を持って来たのを、「おれのじゃない」 と押し問答したあげく、やっと昨夜鶴原家を出がけに兄が自動車の中に入れてくれたものであることを思い出して受け取った。
夢野久作 あやかしの鼓 青空文庫
登勢の顔をにらんだので、驚いて見なかった旨ありていに言うと、五十吉はいや見たといってきかず、二、三度押し問答の末、見たか見ぬか、開けてみりゃ判ると、五十吉が風呂敷包みを開けたとたん、出てきた人形が口をあいて、見たな、といきなり不気味な声で叫んだので、登勢は肝をつぶした。
織田作之助 青空文庫
ところが、ある年の初夏、八十人あまりのおもに薩摩の士が二階と階下とに別れて勢揃いしているところへ駈けつけてきたのは同じ薩摩|訛りの八人で、鎮撫に来たらしかったが、きかず、押し問答の末同士討ちで七人の士がその場で死ぬという騒ぎがあった。
織田作之助 青空文庫
」 押し問答の末に、更にその兜をあらためると、成程その天辺に薄い太刀疵のあとが残っているらしいが、鉢その物がよほど堅固に出来ていたのか、あるいは斬った者の腕が鈍かったのか、いずれにしても兜の鉢を撃ち割ることが出来ないで、金兵衛のあたまは無事であったという事がわかった。
岡本綺堂 青空文庫
作例 · 標準
例句