変節
へんせつ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
betrayal
文例 · 用例
上村君なんかは最初、馬鈴薯党で後に牛肉党に変節したのだ、即ち薄志弱行だ、要するに諸君は詩人だ、詩人の堕落したのだ、だから無暗と鼻をぴくぴくさして牛の焦る臭を嗅いで行く、その醜体ったらない!
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
「君が馬鈴薯党を変節したのも、一はその故だろう」と綿貫が言った。
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
「イヤそれは嘘言だ、上村君にもし相手があったら北海道の土を踏ぬ先に変節していただろうと思う、女と言う奴が到底馬鈴薯主義を実行し得るもんじゃアない。
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
陵のごとき変節漢と肩を比べて朝に仕えていたことを思うといまさらながら愧ずかしいと言出した。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
赤松克麿氏はやはり本誌(九月号)で社大党の変節を指摘し、而もそれが擬装された愛国的態度だと断じ、真の日本主義に転向するか、それとも非愛国的な社会民主主義に戻るか、どっちかに決めろと要求している。
— 戸坂潤 『社大党はファッショ化したか?』 青空文庫
(振り払う)禹徳淳 (激昂して)貴様、貴様――変節したな。
— ――十四の場面―― 『安重根』 青空文庫
安重根 (ドアの前で振り返って、静かに)変節も裏切りもしない。
— ――十四の場面―― 『安重根』 青空文庫
この時ばかりは私は激憤して伊藤の変節を腹の底から憎んだ。
— 嘉村礒多 『途上』 青空文庫
作例 · 標準
長年掲げてきた信念を簡単に捨てるような彼の変節には、支持者も失望を隠せなかった。
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「おい、あれほど反対していたのに今さら賛成するなんて、明らかな変節じゃないか!」
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激動の時代にあって、生き残るために変節を繰り返す政治家たちが後を絶たなかった。
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