神典
しんてん
名詞
標準
writings about the gods
文例 · 用例
故に神典に見えたる彦火火出見尊と火闌降命との爭鬪は、『魏志』によりて傳はれる倭女王と狗奴男王との爭鬪に類せる政治的状態の反映と見做すべきものなり。
— 白鳥庫吉 『倭女王卑彌呼考』 青空文庫
此の如く倭女王卑彌呼の性質を論究したる後に於いて、余輩ははじめて我神典中の一大疑問を解釋し得べしと信ず。
— 白鳥庫吉 『倭女王卑彌呼考』 青空文庫
神典を通讀するに男尊女卑の精神は全篇に※滿するにも拘らず、大御神が女神を以て天上の君主と仰がれ給ふは、一見甚しき矛盾なり。
— 白鳥庫吉 『倭女王卑彌呼考』 青空文庫
神典の中天安河の條はよく大御神の御資格を表はすと共に、また當時の社會の状態を示すを以て、左にその一段を引用せん。
— 白鳥庫吉 『倭女王卑彌呼考』 青空文庫
つら/\神典の文を案ずるに、大御神は素戔嗚尊の荒らき振舞を怒りて、天岩戸に隱れさせ給へり。
— 白鳥庫吉 『倭女王卑彌呼考』 青空文庫
是はこれ地上に起れる歴史上の事實にして、彼は天上に起れる神典上の事蹟なれども、その状態の酷似すること、何人も之を否認すること能はざるべし。
— 白鳥庫吉 『倭女王卑彌呼考』 青空文庫
若しも神話にして太古の事實を傳へたるものとせば、神典の中に記されたる天安河の物語は、卑彌呼時代に於けるが如き社會状態の反映と見るを得べきか。
— 白鳥庫吉 『倭女王卑彌呼考』 青空文庫
さういふ風に昔の人が、月夜見命などゝいふ神典の上の神の感じとは別に、月の神を感じて居り、その月の神に花をさしあげるのが、月見といふのです。
— 折口信夫 『日本美』 青空文庫
標準
Shinto scripture (e.g. the Kojiki)
ウィキペディア
神典(しんてん)は、日本の神道において信仰の根拠とされる文献の総称である。
出典: 神典 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0