士農工商
しのうこうしょう
名詞
標準
hierarchy of samurai, farmers, artisans, and merchants in Edo society
文例 · 用例
上は摂政関白武将より下は士農工商あらゆる階級の間に行なわれ、これらの人々の社会人としての活動生活の侶伴となってそれを助け導いて来たと思われる。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
河童の一肩、聳えつつ、「芸人でしゅか、士農工商の道を外れた、ろくでなしめら。
— 泉鏡花 『貝の穴に河童の居る事』 青空文庫
士農工商という順序に従えば、私は大工の息子です、ずっと身分が下であります。
— 太宰治 『風の便り』 青空文庫
士農工商師匠のこせついたのは見苦しいが、ことの序でに戒めて置くぞ。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
昔から士農工商というが、あれは誠と嘘との使いわけの程度によって、順序を立てたので、仕事の性質がそうなっているのだ。
— 有島武郎 『親子』 青空文庫
今日の社会は経済的関係なるが故に、士農工商如何なる職業のものも生活を談じ米塩を説いて少しも憚からず。
— 内田魯庵 『二十五年間の文人の社会的地位の進歩』 青空文庫
江戸に住まって江戸の人間になろうとするにゃ、ご藩士ご家中お大名仕えの者はいざ知らず、その他の者は、士農工商いずれであろうと、もよりもよりのお寺に人別届けをやって、だれそれ子どもが何人、父母いくつと寺受けをしてもらわなくちゃならねえおきてなんだ。
— 七七の橙 『右門捕物帖』 青空文庫
事、ひとたび流血沙汰に及んだとすれば、農民達にいか程正義正当の理由があったにしても、士農工商、階級の相違、権力の相違が片手落ちならぬ片手落ちの裁きをうけて、結局悲しい処罰をうけねばならぬ者は、正しいその農民達なのです。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の身分制度である士農工商は、必ずしも厳格な上下関係だけではなかったという説もある。
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歴史の教科書で、士農工商の頂点に武士が君臨していた社会構造を学んだ。
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現代の価値観から見れば、士農工商という職業による差別は容認できないものだ。
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