四民平等
しみんびょうどう
名詞
標準
equality for the four classes (early Meiji-period slogan)
文例 · 用例
士族というお家柄をどうするんじゃ」 その門地を倒し、そのお家柄を破壊して、四民平等の天下を創み出そうと豪語した旧権打倒御新政謳歌の志士が、真っ先に先ずおどろくべき憤慨を発したのである。
— 佐々木味津三 『流行暗殺節』 青空文庫
その陋劣い心を人間の胸から攘ひ浄めて、富めるも賤きも、真に四民平等の楽天地を作る。
— 石川啄木 『赤痢』 青空文庫
その陋劣い心を人間の胸から攘ひ淨めて、富めるも賤きも、眞に四民平等の樂天地を作る。
— 石川啄木 『赤痢』 青空文庫
しかるに明治維新以後の日本社会は真に四民平等である。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
明治維新の誰でも知っているこういう特質は、「四民平等」となって、ふるい士農工商の身分制を一応とりさったようでも、数百年にわたった「身分」の痕跡は、人民生活のなかに強くのこりつづけた。
— ――旧き大学の功罪―― 『新しいアカデミアを』 青空文庫
そして小さい日本が大国と戦争して勝ち、つよくて金のある列強と対等のつき合いをし、応分の植民地分割にあずかるということに国内の現実からは消えた、四民平等の夢をつないだのであった。
— 宮本百合子 『平和への荷役』 青空文庫
「四民平等の世の中なのに――俺はいけない。
— 長谷川時雨 『流れた唾き』 青空文庫
江戸に生れて、志望を立てたのか、流行でなったのか知らないが、剣を学んだ壮士が、幕府の倒壊をよそに見、朝臣となり、転じて自由党に参加して野人となり、代言人となった彼は、自由民権といい、四民平等ということに、どんなにか血を湧かしたのであろう。
— 長谷川時雨 『議事堂炎上』 青空文庫
作例 · 標準
明治政府が打ち出した四民平等の政策は、日本の近代化を加速させた。
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四民平等とはいえ、実際には元士族と平民の間にはまだ意識の差があった。
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教科書で四民平等の風刺画を見て、当時の社会の変化の大きさを知った。
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