砂土
さど
名詞
標準
sand
文例 · 用例
空が曇つたら、蝗螽の瞳が、砂土の中に覗くだらう。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
この蒙古方面から疾駆して来る風は、立木をも、砂土をも、家屋をも、その渦のような速力の中に捲きこんで、捲き上げ、捲き散らかす如く感じられた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
(コロナは八万三千十九 ※‥‥‥ ※‥‥‥ ) 砂土がやわらかい匂の息をはいています。
— 宮沢賢治 『イーハトーボ農学校の春』 青空文庫
(コロナは八万三千十九) わたくしたちが柄杓で肥を麦にかければ、水はどうしてそんなにまだ力も入れないうちに水銀のように青く光り、たまになって麦の上に飛びだすのでしょう、また砂土がどうしてあんなにのどの乾いた子どもの水を呑むように肥を吸い込むのでしょう。
— 宮沢賢治 『イーハトーボ農学校の春』 青空文庫
漫歩には似つかはしからぬ恐ろしき道かな、と夫人笑みつゝ云へば、案内者の一人、さのたまへど三とせの前迄は此道全く棘に塞がれたりき、又己れが幼き頃|社の圓柱のめぐりに、砂土|堆く積もり居しを記え居り候ふと答ふ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
二間位の広さで、花崗岩の腐蝕した白砂土が、太陽の直射に会って、照りかえして、足の下から部屋に射し込む。
— ――生きる為に―― 『山谿に生くる人々』 青空文庫
重い砂土の白ばんだ道の上には落ち椿が一重桜の花とまじって無残に落ち散っていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
内濱外濱の數千の民家は皆跡かたもなくなつて、廣い入海も砂土に埋沒し、地形は全く變つてしまつたといはれてゐる。
— 島崎藤村 『山陰土産』 青空文庫
作例 · 標準
この海岸の砂土は、きめ細かく足に心地よい。
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園芸では、水はけを良くするために砂土を混ぜることがある。
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砂土の畑は、水やりを頻繁にする必要がある。
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