詩壇
しだん
名詞
標準
poetic circles
文例 · 用例
どうせ目下が精神の貧寒時代であることは分つてゐますし、詩人が存外の苦吟をするのであることも分つてゐるのですから、もつとあけすけにして、もつと具体的なことを論ずることが、詩壇の急務ではありますまいか。
— 中原中也 『近時詩壇寸感』 青空文庫
僕なぞまだ何処にも発表しない頃のことだし、何れ高森の方が早く所謂詩壇に出るのであらうと思つてゐたが、游牧記の後では、石川道雄主宰の半仙戯、其の後は友野代三主宰の童説といつたあまり世間の表てに顔を出したがつてゐない雑誌に発表するだけで、一向に其の他に発表はしたがらないのであつた。
— 中原中也 『詩集 浚渫船』 青空文庫
扨今後その中の若干なり未知の人なりが点睛を示し始める時、詩壇ははじめて面白くなるのであらうと私は思つてゐる。
— 中原中也 『詩壇への願ひ』 青空文庫
かくて私は詩壇に、他力信心といふものを一度考へてみて貰ひたい。
— 中原中也 『詩壇への願ひ』 青空文庫
その頃此の国の詩壇は傷ましくも荒みきつて居た。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
およそ日本の詩壇に自由詩形が紹介されて以来、真に日本言葉のなつかしいリズムを捉へて、之を我我の情緒の中に生かしたものは、室生以前には一人も無かつた。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
彼はよく詩壇を論じ、詩について批評した。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
この公平な理解と見識では、詩壇の最も高い純粹鑑賞に劣らなかつた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
作例 · 標準
新しい詩集が、詩壇で大きな話題となっている。
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