名酒
めいしゅ
名詞
標準
文例 · 用例
座敷の衝立の向うで侍が五、六名酒を呑んでいる。
— 山中貞雄 『恋と十手と巾着切』 青空文庫
「私さる者から、昨日古今無類の名酒を貰ひ受けましたから、上覧に供へようと存じまして、唯今これへ持参いたしました。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
「ほほう、結構な名酒を貰つて、羨ましい事ぢやな。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
名酒を貰つたのは其方ぢやからの。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
「それでは致し方も御座いません、名酒はその者へ返し遣はす、と致しませう。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
酒家では店の名酒である千日酒といふのを与へたが、そのをり店が込んでゐたので、その酒の飲み方を注意するのを忘れてゐた。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
時は丁度灯ともしごろ、会場は○万楼の階上の大広間で支庁長始め、十数名の官民有志が出席して、釧路一流の芸妓も十数名酒間を斡旋した。
— 野口雨情 『石川啄木と小奴』 青空文庫
そのうち珍酒を振舞候はんとて、とり/″\の名酒あまたよせて、すゝめにける。
— 国枝史郎 『五右衛門と新左』 青空文庫