看経
かんきん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
silent reading of the sutras
文例 · 用例
(雪やみて朝日は青く、 かうかうと僧は看経。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 五十篇』 青空文庫
わが佳※よ、鐘きこゆ、野に下りて葡萄|樹の汁滴る邑を過ぎ、いざさらば、パアテルの黒き袈裟はや朝の看経はて、しづしづと見えがくれ棕櫚の葉に消ゆるまで、無花果の乳をすすり、ほのぼのと歌はまし、いざともに角を吹け、わが佳※よ、起き来れ、野にいでて歌はまし、水牛の角を吹け。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
かつて薩摩の人に聞きしは、太閤本願寺僧をしてその国を細作せしめしより、島津大いに恨み一向宗を厳禁せしも、士庶のその宗旨を奉ずる者、弥陀仏像を柱の中に収め朝夕|看経して維新後に及べり、と。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
――なお、これは余談ですが、まもなく本郷妻恋坂の片ほとりに、三体の子ども地蔵が安置されて、朝夕、これに向かって合掌|看経を怠らぬ年老いた尼と、年若い尼のふたりが見うけられました。
— 妻恋坂の怪 『右門捕物帖』 青空文庫
わたくしは暫く看経をいたして、あとで床に入りますから、どうぞお先へ……」 僕は逡った。
— 海野十三 『鍵から抜け出した女』 青空文庫
看経が終るまで一時であろうが、その間だけでも睡り、尼僧が入って来たら起きようと心に決めた。
— 海野十三 『鍵から抜け出した女』 青空文庫
…… そんなことを考えているうちに、看経は終った。
— 海野十三 『鍵から抜け出した女』 青空文庫
姫君たちが看経したあとと思われる。
— 椎が本 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
毎朝、僧侶たちは本堂で静かに看経に励み、心を整える。
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祖父は亡くなるまで、日課として欠かさず経典を看経していた。
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座禅の後、参加者たちは各々、与えられた経文を看経する時間を与えられた。
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寺院の古い記録には、歴代住職の看経の様子が克明に記されている。
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標準
sutra chanting
作例 · 標準
法要では、導師の声に合わせて参列者一同が看経を行った。
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彼女は病気の母の回復を願い、毎晩、熱心に看経を続けている。
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深夜の寺から聞こえてくる看経の声は、辺りの静寂に響き渡っていた。
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新しいお堂の落慶法要で、大勢の僧侶による看経が厳かに執り行われた。
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