濡らす
ぬらす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to wet
文例 · 用例
慶造は眉を濡らす雫を払って、さし翳した笠を投出すと斉しく、七分三分に裳をぐい。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
……加うるに、紫玉が被いだ装束は、貴重なる宝物であるから、驚破と言わばさし掛けて濡らすまいための、鎌倉殿の内意であった。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
(銭金はさて措かっせえ、だが、足を濡らすは、厭な事だ。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
が、朱鷺色衣に裏白きは、神の前なる薄紅梅、涙に濡らすは勿体ない。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
」 といいいい額堂を出ると、雨に濡らすまいと思ったか、数珠を取って。
— 泉鏡花 『縁結び』 青空文庫
ですから一句の裡に松影|婆娑たる須磨の浦を現わし、一節の裡に万人の袖を濡らす事が出来るのです」 例えばこういう風に直ぐにも始めそうに身構えをして、相手の顔をグッと睨む。
— 夢野久作 『謡曲黒白談』 青空文庫
文字通り枕を濡らす想いで夜が明けた。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
よく見ると、土門は必ず煙草の端をやたらに濡らすのである。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
作例 · 標準
雨に濡らさないように、洗濯物を取り込んだ。
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子供が誤って水をこぼし、床をびしょびしょに濡らしてしまった。
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乾いたタオルを水で濡らして、顔を拭いた。
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