鈍根
どんこん
形容動詞名詞
標準
slow-witted
文例 · 用例
ただ、彼がその自分の過去の説明を行った頃の支那の情勢、または日支関係、または支那の代表作家としての彼の位置、そのようなところから注意深く辿って行ったら、或いは何か首肯するに足るものに到達できるのではなかろうか、とも思われるのだが、鈍根の私には、そんなこまかな窮竟はおぼつかない。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
張る氣で藝術に從事すれば、假令其の人が鈍根なるにせよ、時日を經るに隨ひて遲々ながらも進歩する。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
我々|鈍根のものがいまだ茫然として考えも纏まらないうちに、悟空はもう行動を始める。
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
乗円 大恩教王の御教は日月輪の如く明かれども、波羅密多の岸は遠く、鈍根痴愚の我等風情に求道の道は中々の難渋、それ故に互に諫め励まし、過あれば戒め懲らし、よしや歩は遅からうとも、いやさ精進懈怠はあるまいと、誓ひし言葉を覚えて居やるか。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
我が如きは、ただに玄微に玄微を搜ね、一音に一音を積み、而も鈍根にして未だ全く達するところを知らず。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
我が如きは、ただに玄微に玄微を捜ね、一音に一音を積み、而も鈍根にして未だ全く達するところを知らず。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
それからその寺で足掛け十六年、わたしが二十六の年まで修業を積みまして、生来|鈍根の人間もまず一人並の出家になり済ましたのでござります。
— 岡本綺堂 『くろん坊』 青空文庫
」 生来鈍根と卑下しているが、彼の人柄といい物の言い振りといい、決して愚かな人物とはみえない。
— 岡本綺堂 『くろん坊』 青空文庫
作例 · 標準
彼は鈍根な性格で、なかなか新しいことを覚えられない。
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鈍根な私でも、努力すればきっと成功できると信じている。
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あの生徒は少し鈍根なところがあるが、真面目だ。
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