鋭敏
えいびん
形容動詞名詞頻度ランク #30498 · 青空 713 例
標準
sharp (eyes, ears, etc.)
文例 · 用例
暗示といふよりは、鋭敏な指示といつた感じである。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
町の流行歌曲ほど、感度の鋭敏な時代のテレビジヨンはないのである。
— 萩原朔太郎 『流行歌曲について』 青空文庫
とにかく、蕪村の如き昔の詩人が、季節季節の事物に対して、こうした鋭敏な感覚を持っていたことは、今日のイマジズムの詩人以上で、全く驚嘆する外はない。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
夜九時、大風|室を四匝せる石壁を透徹して雷吼す、駭魄して耳目きはめて鋭敏となり、昨夜御殿場旅館階上の月を憶ひ起し、一人|窃に戸を排して出で、火孔に吹き飛ばされぬ用心して、這ふが如く剣ヶ峰に到り、その一角にしがみ附きて観る。
— ――明治三十六年八月七日御殿場口にて観察―― 『霧の不二、月の不二』 青空文庫
それから、樅や、栂の小枝を、鉈で、さくりさくり伐り落して、鮮やかな、光沢のある、脂の香気が、鋭敏に鼻感を刺戟する、青葉の床を延べる。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
フツ、フツと、柔くて、しかも鋭敏な音を立てて霧――雨が来た、偃松も、岩も、山も、片ッ端から白い紙になって、虚空に舞い上る。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
以上は、火山を、それ自ら単独のものとして、観察したのであるが、このような能動的な、積極的な、神経が尖って、触覚が鋭敏な火山が、日本アルプスの大山系に潜ぐり込み、そこから赤裸になって躍り出したところに、いかばかり特色のある山岳景を作り出したか、私は次にこれを言って見たいのである。
— 小島烏水 『日本山岳景の特色』 青空文庫
第四に電波に感じて受信器を活動させる部分は最も鋭敏を要するから、無線電信の創始以来種々の工夫が出来ている。
— 寺田寅彦 『無線電信の近状』 青空文庫
作例 · 標準
暗闇の中でも、猫は鋭敏な聴覚で獲物の動きを捉える。
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その警察犬は鋭敏な嗅覚で、隠された麻薬を発見した。
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彼の鋭敏な観察力は、現場に残されたわずかな痕跡も見逃さなかった。
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標準
sharp-witted
作例 · 標準
彼女はどんな難解な問題も、鋭敏な頭脳で瞬時に本質を捉える。
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その評論家は、社会の動きに対し常に鋭敏な感性を持っている。
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彼の鋭敏な論理は、議論の相手を完全に圧倒した。
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