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暗愚

あんぐ
形容動詞名詞
1
標準
foolish
文例 · 用例
悪性の料簡だ、劣等の心得だ、そして暗愚の意図というものだ。
幸田露伴 骨董 青空文庫
フランス革命の際、暴徒たちが王の居室にまで乱入したが、その時、フランス国王ルイ十六世、暗愚なりと雖も、からから笑つて矢庭に暴徒のひとりから革命帽を奪ひとり、自分でそれをひよいとかぶつて、フランス万歳、と叫んだ。
太宰治 津軽 青空文庫
悪性の料簡だ、劣等の心得だ、そして暗愚の意図といふものだ。
幸田露伴 骨董 青空文庫
尤も、そうした暗愚の義景を頼りにしたのは、長政の不覚でもあるが……。
菊池寛 姉川合戦 青空文庫
義元は、信長の為に一敗地にまみれたとは云え三大国を領するに至った丈にどこか統領の才ある武将であったが、子の氏真に至っては全く暗愚であると云ってよい。
菊池寛 桶狭間合戦 青空文庫
勝頼は決して暗愚の将では無かったのだが、その機略威名が父信玄に遠く及ばない上に、良将を率い用いる力と眼識が無く、かく老将を抑えて自分を出そうとする我執がある。
菊池寛 長篠合戦 青空文庫
幕府が、かうした難関に直面してゐた時、弘安七年北條時宗が三十四歳の壮年で世を去つたことは、北條氏の運命を決したやうなもので、その子貞時は凡庸、その孫高時は暗愚にして、一族の中の内訌相次ぎ、北條氏の衰運は、著るしいものがあつた。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
今の世では、その人となり性悪で無く、暗愚無知でも無い。
幸田露伴 悦楽(現代訳) 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日暗愚について考えている。
暗愚という言葉は日本語で重要だ。
彼は暗愚の意味を理解している。
この文には暗愚が含まれている。