快活
かいかつ
形容動詞頻度ランク #29904 · 青空 1996 例
標準
cheerful
文例 · 用例
『快活にならうとつとめたが、どうも私に合ふのはメランコリックな情熱的な役だつた』と後年彼女は追想してゐる。
— 中原中也 『デボルド―※ルモオル』 青空文庫
ひどい神經衰弱と痔疾のために、骨と皮ばかりになつてる芥川君は、それでも快活に話をした。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
これらの失敗の原因が何であるか、それを確言することは困難であるが、辛じて私に言へることは、世界が忘念の善性を失つたといふこと、つまり快活の徳を忘れたといふことである。
— 中原中也 『生と歌』 青空文庫
偶々快活で、自分の仕事を尊敬することを知つてゐる者がゐると、ヘンな所でイヂメられたりする。
— 中原中也 『生と歌』 青空文庫
御覧なさいこの頃のこの男は、心は以前より快活なのに、さも物哀れな首条を見せてゐます。
— 中原中也 『小林秀雄小論』 青空文庫
去年のは何処か快活な、希望の力の籠った「仕方がない」であったが、今度のにはもう弱い失望の嘆声が少し加わったように思われる。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
」と私が言つたら、Nさんは快活に笑つた。
— 太宰治 『大恩は語らず』 青空文庫
いい事をしたよ」 彼等は、朝の潮に洗われた空気に相応しく快活に笑った。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫