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悠遠

ゆうえん
形容動詞名詞
1
標準
faraway
文例 · 用例
筆者は、やはり人間は、美しくて、皆に夢中で愛されたら、それに越した事は無いとも思っているのでございますが、でも、以上のように神妙に言い立てなければ、或いは初枝女史の御不興を蒙むるやも計り難いので、おっかな、びっくり、心にも無い悠遠な事どものみを申し述べました。
太宰治 ろまん燈籠 青空文庫
人間がその發育した理智によつて、自然の苛虐から自衞を講じ、次第に他の強敵を征服して、自らの文化と歴史とを作つたのは、極めて最近の事蹟であり、人類進化の悠遠な史上に於ては、殆んど言ふに足らない短日月の歴史にすぎない。
萩原朔太郎 青空文庫
「国の光の、悠遠靉靆たる事に確信を持とうやないか。
太宰治 惜別 青空文庫
これが当年の無頼漢、当年の空想家、当年の冒険家で、一度はこの平和な村の人々に持余されて、菰に包んで千曲川に投込まれようとまで相談された人かと思ふと、自分は悠遠なる人生の不可思議を胸に覚えずには居られぬので。
田山花袋 重右衛門の最後 青空文庫
座して守勢をとるも、進んで攻勢をとるも、前途悠遠にして、容易に平和の回復を得るの望みなく、雲さへも日々に暗澹として相争ふ人類の姿を見守るばかりであります。
牧野信一 サクラの花びら 青空文庫
輻射圧の概念が導入され、またある特定の場合におけるエントロピーの減少が証明されるようになってから、そこで始めて、天体の発達に前進的と後退的の推移があるという、インドの哲学者等が悠遠な昔から既に夢みていた観念を徹底的に追究することが可能となったのである。
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 宇宙の始まり 青空文庫
私は何か知ら悠遠な気につつまれていた。
倉田百三 光り合ういのち 青空文庫
人生は歴史以前の悠遠な時代に一たび文化生活の端を開いてこのかた、全く改造に改造を重ねて進転する過程です。
与謝野晶子 婦人改造の基礎的考察 青空文庫
作例 · 標準
彼は悠遠な昔の出来事を語り始めた。
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夜空には、悠遠な星々が瞬いていた。
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その物語は、悠遠な時を超えて語り継がれている。
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