悠久
ゆうきゅう
名詞-の形容詞形容動詞名詞頻度ランク #35664 · 青空 228 例
標準
eternal
文例 · 用例
時間の悠久を現す一種の音象表現である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
人を悠久に飽かしめない感動点として山は天地間に造られているのであろう。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
それゆえ彼等は悠久に山と共に鎮り、峯に纏って哀愛の情を叙することができる。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
かがり火は、薪木の性と見え、時折、ぷちぱちと撥ね、不平そうに火勢をよじりうねらすが、寂莫たる天地は何の攪き乱さるる様子もなく、天地創ってこのかた、たそがれちょうものの待つ、それは眠るにも非ず覚めたるにも非ざる中間に於て悠久なるものを情緒に於て捉えようとするかれ持前の思惟の仕方を続けている。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
谷の奧には墓場もあるだらう、人生悠久の流が此處でも泡立ぬまでの渦を卷ゐて居るのである。
— 国木田独歩 『湯ヶ原ゆき』 青空文庫
「銀嶺」のごときは元来実写を主題にしたものであろうが、軒のつららのものうい雫に悠久の悲しみを物語らせ、なべの中に溶け行く雪塊に運命の不思議を歌わせ、氷河の上に映る飛行機の影に山の高さを示揚させたりするのも他の例である。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
しかしそれはじきに忘れてしまって世界はもとの悠久な静寂に帰る。
— 寺田寅彦 『病院の夜明けの物音』 青空文庫
或人はかくばかり美しく荘厳な自然の伴侶となるために、人類には如何に希望多き悠久な未来が残されてゐるかを痛感するだらう。
— 有島武郎 『自然と人』 青空文庫
作例 · 標準
この大自然の景観は、悠久の時を経て形成されたものです。
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奈良の古都を歩くと、悠久の時を越えて受け継がれてきた歴史の重みを感じる。
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砂漠に沈む夕日を眺めながら、大自然の悠久な流れに身を委ねた。
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ウィキペディア曖昧さ回避
悠久(ゆうきゅう) 本来の意味については永遠を参照。
出典: 悠久 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0