偲ぶ
しのぶ
動詞-五段-バ行動詞-他動詞頻度ランク #30523 · 青空 711 例
標準
to recollect
文例 · 用例
今日我帝都の夜を飾るネオンサインを見る時に、吾々はレーリー卿の昔の辛苦を偲ぶ義務を感ずるであろう。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
婦が、白い優しい片手で立つ時、眼を拭いた布が姿を偲ぶ……其の紅絹ばかり、ちら/\と……蝶のやうに靄を縫ひ……
— 泉鏡太郎 『三人の盲の話』 青空文庫
……即ち風の聲、浪の音、流の響、故郷を思ひ、先祖代々を思ひ、唯女房を偲ぶべき夜半の音信さへ、窓のささんざ、松風の濱松を過ぎ、豐橋を越すや、時やゝ經るに從つて、横雲の空一文字、山かづら、霞の二字、雲も三色に明初めて、十人十色に目を覺す。
— 泉鏡太郎 『大阪まで』 青空文庫
二十日、ここに詣でてまた幼き日を偲ぶ。
— 北原白秋 『夢殿』 青空文庫
新子の妹として、映画へ連れて行ってもいいだろうし、こうして無駄口を利いていることも、新子を偲ぶよすがにもなるだろうと思った。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
千日前のそんな事件をわざわざ取り上げて書いてみようとする物好きな作家は、今の所私のほかには無さそうだし、そんなものでも書いて置けば当時の千日前を偲ぶよすがにもなろうとは言うものの、近頃放送されている昔の流行歌も聴けば何か白々しくチグハグである。
— 織田作之助 『世相』 青空文庫
十銭芸者の話も千日前の殺人事件の話も阿部定の話も、書けばありし日を偲ぶよすがになるとはいうものの、今日の世相と余りにかけ離れた時代感覚の食い違いは如何ともし難く、世相の哀しさを忘れて昔の夢を追うよりも、まず書くべきは世相ではあるまいか。
— 織田作之助 『世相』 青空文庫
これも旅人の故郷を偲ぶたぐひなるべし。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
作例 · 標準
故郷を離れて数十年、今でも時折、学生時代の友を偲ぶことがある。
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毎年、この時期になると、亡き父の思い出を偲ぶ。
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古いアルバムを開くと、若かりし頃の自分を偲ぶことができる。
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標準
to imagine
作例 · 標準
彼は遠い未来の世界を偲び、その技術革新に思いを馳せた。
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作家は、まだ書かれていない物語の登場人物たちの人生を偲ぶ。
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子供は、絵本の中の冒険を偲び、目を輝かせていた。
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