ぎっしり
ぎっしり異読 ギッシリ・ぎっちり・ギッチリ
副詞副詞-と頻度ランク #19237 · 青空 507 例
標準
tightly (packed)
文例 · 用例
田舎では草も木も石も人間くさい呼吸をして四方から私に話しかけ私に取りすがるが、都会ではぎっしり詰まった満員電車の乗客でも川原の石ころどうしのように黙ってめいめいが自分の事を考えている。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
ほんたうにこんなやうな蝎だの勇士だのそらにぎっしり居るだらうか、あゝぼくはその中をどこまでも歩いて見たいと思ってたりしてしばらくぼんやり立って居ました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
その中にぎっしり色々の品物をつめ込んであった。
— 寺田寅彦 『チューインガム』 青空文庫
その世界では現在あるような活字で印刷した書物の代りに映画のフィルムのようなものが出来ていて、書庫の棚にはその巻物がぎっしり詰っている。
— 寺田寅彦 『教育映画について』 青空文庫
豆ばたけは、今はもう、茶色の豆の木でぎっしりです。
— 宮沢賢治 『十月の末』 青空文庫
ほんとうにこんなような蝎だの勇士だのそらにぎっしり居るだろうか、ああぼくはその中をどこまでも歩いて見たいと思ってたりしてしばらくぼんやり立って居ました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
近所は、港に舫った無数の廻船のように、ただぎっしりと建て詰んだ家の、同じように朽ちかけた物干しばかりである。
— 梶井基次郎 『交尾』 青空文庫
丸善の二階の北側の壁には窓がなくて、そこには文学や芸術に関する書籍が高い所から足もとまでぎっしり詰まっている。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫