副葬
ふくそう
名詞動詞-サ変
標準
burying a dead person's personal belongings with the body
文例 · 用例
また明器が盛んにつくられてゐる、明器といふのは貴人の墓に葬つた所謂副葬品であつて、人物もいろ/\あり、動物その他の彫刻としての姿態、感じが實によく纏まつてゐる。
— 小野賢一郎 『やきもの讀本』 青空文庫
中に葬具店にある暗赤色の棺の何んと馬鹿に大きくして、副葬の動物模型の何んと物物しいことか。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
天皇の陵ともなれば副葬品も一財産であろうから、盗人にとっては大仕事というわけだ。
— 第一回 高千穂に冬雨ふれり≪宮崎県の巻≫ 『安吾新日本風土記』 青空文庫
したがって近畿地方の古墳墓に、漢魏時代のものと思わるる鏡鑑の副葬せられているのは、おそらく九州地方の輸入品が、さらに東に伝わったものであろうと自分は信じているのである。
— 喜田貞吉 『奥羽北部の石器時代文化における古代シナ文化の影響について』 青空文庫
大和平野にはすでにあれだけの大陵墓を築造し、あれだけの副葬品を埋蔵し、史部なる記録係の官吏もあり、使者をシナ南朝に遣わして技師を招聘したという応神天皇の御代においても、山一つ南にはいまだなんら平地の文化に触れることなく、太古のままの山人生活をなしていた人達が住んでいたのであった。
— 喜田貞吉 『日本における史前時代の歴史研究について』 青空文庫
副葬品としては宝珠形鍔の刀剣と管玉鉄鏃等、普通の古墳より発見せらるる類のものがあった。
— 焼屍・洗骨・散骨の風俗 『火葬と大蔵』 青空文庫
何となれば、その時代に墓地に普通の屍体を埋葬するにおいて、単に通貨のみを副葬して、他に何物をも伴わぬという事実のあるべくも思われぬからである。
— 喜田貞吉 『人身御供と人柱』 青空文庫
かつ焼物を副葬する習慣が絶えたその頃であるから、発掘品を予期することはできない。
— 柳宗悦 『工藝の道』 青空文庫
作例 · 標準
古墳からは、故人を供養するための多くの副葬品が見つかっている。
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