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威服

いふく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
awing into submission
文例 · 用例
その責任上、永禄三年兵を関東平野に進め、関東の諸大名を威服し、永禄四年に北条|氏康を小田原城に囲んで、その城濠|蓮池のほとりで、馬から降り、城兵が鉄砲で狙い打つにも拘らず、悠々閑々として牀几に腰かけ、お茶を三杯まで飲んだ。
菊池寛 川中島合戦 青空文庫
信玄に威服していた連中は、後嗣の勝頼頼むに足らずとして、家康に※を通ずるものが多い。
菊池寛 長篠合戦 青空文庫
それについての鄙見は他日に譲り差し当り述ぶるは、『淮南子』に〈景陽酒に淫し、髪を被りて婦人を御し、諸侯を威服す〉。
猴に関する伝説 十二支考 青空文庫
稙宗は勇武絶倫の将であって、しばしば隣国と戦って大いに捷ち、将軍足利義稙より偏諱を賜うて稙宗と名乗り、奥州の探題となって東北を威服した人である。
穂積陳重 法窓夜話 青空文庫
それ故に隱忍して時を待ち、其の勝れた才徳を以て自然に馬子をも威服せしめ、蘇我氏の權力をも壓へる樣にしたことは、日本紀を讀んだだけでも分明である。
内藤湖南 聖徳太子 青空文庫
補佐する高資に至っては――長崎高資に至っては、貪慾にして苛察の小人、賄賂を貪り訴訟を決し、私情をもって人事を行い、ひたすら威服を擅にす。
国枝史郎 あさひの鎧 青空文庫
自分の位置は、風雲によって生れたのであるから、天下の全土を完全に威服させてしまうまでは、寸時も生々躍動の前進を怠ってはならない。
草莽の巻 三国志 青空文庫
孔明は、銀坑の蛮都に入ってから、これを治めて掠めず、これを威服せしめて殺戮せず、克くただ徳を布き、さらに軍をととのえて、王征を拡大して来た途にあった。
出師の巻 三国志 青空文庫
作例 · 標準
大将の威風は兵士たちを威服させ、誰も逆らうことはできなかった。
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その強大な怪物は、その力で周囲の生き物をすべて威服させた。
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カリスマ的なリーダーは、言葉ではなく、その存在感で人々を自然と威服させてしまう。
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