火灯
かとう異読 がとう
名詞
標準
pottery lantern (curved conical shape)
文例 · 用例
「いき」な建築は火灯窓や木瓜窓の曲線を好まない。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
僕の目に嫌でも入ってくる、君の革靴、左内側、ちょうど火灯りに照らされたあたりの、ほぼ平行な六つの傷が。
— A SCANDAL IN BOHEMIA 『ボヘミアの醜聞』 青空文庫
火灯時に近くなってきた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
其処の火灯で、夜眼にも、今宵は、紅をさした脣をだらしなく開けて、此方を仰くようにして笑っているのが分る、私は外套の胸を、女の胸に押付けるようにして、「何うしていたかッて?
— 近松秋江 『別れたる妻に送る手紙』 青空文庫
中庭の四ツ目垣の薔薇にからみ、それから更に蔓を延ばして手近なさんごの樹を侵略し、いつの間にかとうとう樹冠の全部を占領した。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
「あの草は、どれでもみんな二枚ずつ葉が紅葉している」と言って子供が注意したのを調べてみると、それは「たかとうだい」という植物であった。
— 寺田寅彦 『沓掛より』 青空文庫
日中は秋とは申しながらさすがに日がぽかぽかとうららかで黄金色の光が赤いかわらや黄になった木の葉を照らしてあたたかなものですから、燕は王子のおおせのままにあちこちと飛び回って御用をたしていました。
— 有島武郎 『燕と王子』 青空文庫
そして今に本物があらわれるかと、思っていると、その日その日が晩年であった、ということばがほんとうなのかとうたがわれて来た。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
作例 · 標準
庭の片隅に置かれた火灯が、夜道を優しく照らしていた。
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博物館には、江戸時代に作られた美しい火灯が展示されている。
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陶芸家は、新しいデザインの火灯を制作している。
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