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灯籠

とうろう
名詞
1
標準
garden lantern
文例 · 用例
午前0時を過ぎると、死体のように冷やかな銀行街から、大江村を渡って、鬢にほつれるある女が夜間薬品店にあらわれると、灯籠道でもあるくように蒼ざめて、淀川の水面に赤いレッテルの商標を投じた。
吉行エイスケ 大阪万華鏡 青空文庫
○七月、歌舞伎座にて円朝の「牡丹灯籠」を脚色して上演。
岡本綺堂 明治演劇年表 青空文庫
近世の名人と称せられ、その口演になる「牡丹灯籠」「塩原多助」「粟田口」「名人長次」のたぐいはしばしば脚色して各劇場に上演せらる。
岡本綺堂 明治演劇年表 青空文庫
なかんずく有名なるは「忠臣蔵年中行事」「塩原多助」「牡丹灯籠」「籠釣瓶」「お祭佐七」「細川の火事」などなり。
岡本綺堂 明治演劇年表 青空文庫
折から灯籠の中の灯の、香油は今や尽きに尽きて、やがて熄ゆべき一明り、ぱつと光を発すれば、朧気ながら互に見る雑彩無き仏衣に裹まれて蕭然として坐せる姿、修行に窶れ老いたる面ざし、有りし花やかさは影も無し。
幸田露伴 二日物語 青空文庫
わたくしが以前その先に石ばかりの中之島かと思ったものは近づいてみますと、それは対岸の築山の裾が池に臨むそこのところにある出岬で、この大石の出岬から女の足でも一跨ぎ出来る渓流を越しますと、向うの渚の庭石伝いになって、道は石灯籠のわきを通って草木の多い築山の小さい尾根に到ります。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
「盂蘭盆の日の間は、私の家では白張りの大きな切子灯籠を座敷の外の軒に掲げることになっております。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
毎年おばあさんの役目でした」 おばあさんは、今年は息子のおとっつぁんの歿くなった七周忌だからと言って、念入りに灯籠を張り替えていた。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
作例 · 標準
古刹の庭には、苔むした灯籠が静かに佇んでいた。
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夕暮れ時になると、庭の灯籠に明かりが灯り、幻想的な雰囲気になる。
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夏祭りでは、色とりどりの灯籠が会場を彩った。
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