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憂虞

ゆうぐ
名詞動詞-サ変
1
標準
anxiety
文例 · 用例
風呂の話は別に書いたが、ゆうぐれの凉しい風にみだれる唐蜀黍の花や葉をながめながら、小さい風呂にゆっくりと浸っているのも、いわゆる郊外気分というのであろうと、暢気に悟るようにもなった。
大久保にて 郊外生活の一年 青空文庫
半七は早く夕飯を食って、九段の長い坂をもう一度あがって、裏四番町の横へはいると、どこの屋敷の甍もゆうぐれの寒い色に染められて、呪いの伝説をもっている朝顔屋敷の大きな門は空屋のように閉まっていた。
朝顔屋敷 半七捕物帳 青空文庫
かの芭蕉の「奥の細道」をたどって高館の旧跡や松島塩釜の名所を見物しながら奥州諸国を遍歴したい宿願で、三日前のゆうぐれに江戸を発足して、路草を食いながらここまで来たのであると云った。
旅絵師 半七捕物帳 青空文庫
雨のゆうぐれは殊にわびしかった。
お文の魂 半七捕物帳 青空文庫
いずこも同じ秋のゆうぐれで仕方がないね。
岡本綺堂 廿九日の牡丹餅 青空文庫
林之助も家の外まで送って出ると、ゆうぐれの町には秋の霧が薄く迷って、豊吉とほかの二、三人が振り照らしてゆく提灯の灯の影は、その霧隠れにぼんやりとゆれて行った。
岡本綺堂 両国の秋 青空文庫
浜のわらべなど          (一)寿永四年五月、長門国壇の浦のゆうぐれ。
岡本綺堂 平家蟹 青空文庫
陰暦八月十五日のゆうぐれ。
岡本綺堂 青蛙神 青空文庫
作例 · 標準
近隣諸国の軍備拡張に対し、政府内でも安全保障上の憂虞の声が高まっている。
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深刻な水不足が続く中、秋の収穫に対する農家たちの憂虞は計り知れない。
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将来の年金制度に対する国民の憂虞を払拭するため、新たな改革案が示された。
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