危惧
きぐ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #9793 · 青空 330 例
標準
apprehension
文例 · 用例
校長はそれを聞くと初め一寸は危惧の念に駆られたが、「なあに課業の妨げにはなりませんよなあに」と大きい声で云はれてる中遂に承諾せざるを得なくなつた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
嫁にいこうがどうしようが、民子は依然民子で、僕が民子を思う心に寸分の変りない様に民子にも決して変りない様に思われて、その観念は殆ど大石の上に坐して居る様で毛の先ほどの危惧心もない。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
娘をメリケン兵に横取りされる危惧もそこから起ってくる。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
おふくろは、息子が泥棒でもやっているのではないか、そんな危惧をさえ抱かせられていた。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
二人が育って行くにつれ、母親にふと危惧の念が掠めた。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
ただ皆三とお涌が結び付くときに、あまりに夫婦一体になり過ぎて母親の自分が除外されそうな危惧のため、二人を一緒にしないさしあたりの回避工作に、島谷との媒酌を思い立ったのであるけれど、おふみの心の一隅には、さすがに切ないものが残っていた。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
まして、危惧を懐いていた異種の金魚と金魚が、復一のエゴイスチックの目的のために、協同して生を取り出してくれるということは、復一にはどんなに感謝しても足りない気がした。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
二十歳だが親はもう働かせながら勉強さしています」 青年が何気ない座談で聞かせて呉れたその言葉は、かの女に、自分がむす子に貢いで勉強さしとくことが、何かふしだらででもあるような危惧の念を抱かした。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
作例 · 標準
環境汚染による生態系への影響を危惧している。
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彼の健康状態を危惧して、早めの受診を勧めた。
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その計画が失敗するのではないかと危惧する声が上がった。
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将来の食糧不足を危惧し、農業技術の改善に努めている。
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