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三重塔

さんじゅうのとう
名詞
1
標準
three-storied pagoda
文例 · 用例
」少女は池の向うの、松林のなかに、いかにもさわやかに立っている三重塔のほうへ僕たちを促した。
堀辰雄 大和路・信濃路 青空文庫
…… 僕はそんな考えに耽りながら歩き歩き、ひとりだけ先きに石段をあがり、小さな三重塔の下にたどりついて、そこの松林のなかから蓮池をへだてて、さっきの阿弥陀堂のほうをぼんやりと見かえしていた。
堀辰雄 大和路・信濃路 青空文庫
いっちくたっちくジンドコウ有るものは有るように無いものは無いように陽城公が申し上げ道州|民が救われた天朝様はお見通しいっちくたっちくジンドコウと歌いながら、三重塔のある宮の台に走せ上りました。
他生の巻 大菩薩峠 青空文庫
小川の縁に萠え出した草を藉いて、おぼろに暮れ迫る向ふの丘の雜木林や森かげの三重塔をじつと見てゐるうちに、久しい間唯求めるばかりで感ずることが出來なかつた神の近接を感じ得たやうな氣がして來た。
阿部次郎 三太郎の日記 第三 青空文庫
それが現在の三重塔である。
福永信 三重塔にて 青空文庫
お前さんは、私が、酒を飲み、酒に溺れることで、このような、冬の日の、日の暮れた海雲塔と呼ばれる三重塔の敷地内で、墓に囲まれたこの場所で、私が、アルコールの大量摂取により横たわっているのだろう、この飲んだくれが、と思ったことだろうし、もしかしたら、今も、思っているかもしれない。
福永信 三重塔にて 青空文庫
この火事のために、天寧寺の塔婆であった五重塔は、三重塔になってしまったのである、と、私は語りたかったのであるが、アルコールに屈してしまっていたために、「天和二年に焼失し」と、主語不在のまま、語り出し、喋り続けてしまったのだった。
福永信 三重塔にて 青空文庫
しかし伽藍の配置は法隆寺式であり、飛鳥の原形をとどめる三重塔をはじめ、鳥仏師作と伝えらるる薬師|如来坐像及び虚空蔵菩薩の二体が現存し、発掘品にも飛鳥の古瓦が見出されるので、草創が飛鳥時代であることはたしかだ。
亀井勝一郎 大和古寺風物誌 青空文庫
作例 · 標準
古刹の境内には、優美な姿の三重塔がそびえ立っている。
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法隆寺の五重塔や三重塔は、日本の木造建築の最高峰とされている。
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夕焼け空を背景にした三重塔のシルエットが、なんとも言えず美しい。
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ウィキペディア

三重塔(さんじゅうのとう)は、仏教の祖である釈迦の舎利(遺骨)を納める仏塔の形式の一種。同種のものに五重塔などがある。

出典: 三重塔 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0