多宝塔
たほうとう
名詞
標準
two-storied pagoda (with a square base, pent roof and a round top)
文例 · 用例
法華経見宝塔品という経文の中に、多宝塔(この宝塔の中には如来全身有す)という塔が地中より涌き上って空中に止まり、その中に多宝如来と釈迦仏とが並んで座せられる場面が書いてあります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
そして多宝塔は私たちの身体を象徴ったものです。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
そこを、多宝塔中、釈迦多宝の二仏の並座で表現したのです。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
つまり私たちの身体、一名多宝塔です。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
花岡八幡宮はよいお宮だつた、多宝塔は特別保護建造物になつてゐる、古色蒼然として無量の含蓄がある、心しづかに味ふべし。
— 広島・尾道 『行乞記』 青空文庫
或は五輪塔型、或は多宝塔型、其他いろ/\な型がある。
— 田山花袋 『ある僧の奇蹟』 青空文庫
鐘楼があり、多宝塔があり、そして、正面、石段による適当な高さをもつた本堂には“寂光殿”とした額が懸り、その下に、マルに卍の、浅黄いろの幕が張つてあつた。
— 久保田万太郎 『にはかへんろ記』 青空文庫
そして、池田君は、霊山寺に着くや、ぼくが境内をうろ/\して、多宝塔のまへに立つたり、鐘楼をみ上げたりしてゐる間に、早いところ、その店をさがし、二人分のへんろ装束、並びに、持道具一切を、ちやんとすでに註文したといふわけだつたのである。
— 久保田万太郎 『にはかへんろ記』 青空文庫
作例 · 標準
石山寺の多宝塔は、その優美な建築様式で国の宝に指定されている。
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夕暮れ時、多宝塔のシルエットが紅葉した山々に映えて非常に美しい。
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ガイドの説明を聞きながら、多宝塔独特の下層が方形で上層が円形という構造を観察した。
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