石高
こくだか
名詞
標準
(crop) yield
文例 · 用例
石高路を物ともせず、独り早朝の霜を踏む。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
」 で、二台、月に提灯の灯黄色に、広場の端へ駈込むと……石高路をがたがたしながら、板塀の小路、土塀の辻、径路を縫うと見えて、寂しい処幾曲り。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
実際、あの石高路をここの谷底まで降りてくるのは少々難儀だけれど、僕は好んでここへくる。
— 岡本綺堂 『河鹿』 青空文庫
四 雨がぽつりぽつり落ちて来たので、三人は石高な道を急いで宿へ帰って来た。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
村端で、寺に休むと、此処で支度を替えて、多勢が口々に、御苦労、御苦労というのを聞棄てに、娘は、一人の若い者に負させた私にちょっと頬摺をして、それから、石高路の坂を越して、賑かに二階屋の揃った中の、一番|屋の棟の高い家へ入ったですが、私は唯幽に呻吟いていたばかり。
— 泉鏡花 『薬草取』 青空文庫
やがて大熊山の麓に辿り着いて険阻な石高路を登りはじめたが、其の困難は田畦の間の比ではなかった。
— 田中貢太郎 『魔王物語』 青空文庫
石高路がなだらかになって平坦な場所へ来た。
— 田中貢太郎 『魔王物語』 青空文庫
平太郎はいよいよ千畳敷に来たから、妖怪が出るだろうと思いながら、其処を通り越してまた同じような石高路を登って往った。
— 田中貢太郎 『魔王物語』 青空文庫
作例 · 標準
加賀百万石と言われるように、江戸時代の藩の権力は所有する領地の石高で測られていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
検地の結果、隠し田が次々と見つかり、その村の公称石高は以前の1.5倍に跳ね上がった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
凶作の年には、農民から納められる石高が予定を大きく下回り、藩の財政を圧迫した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
stipend (orig. assessed on the basis of a crop)
作例 · 標準
武士にとって石高の減少は生活に直結する死活問題であり、必死に主君への忠誠を誓った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼は軍功を立てたことにより、主君から石高五百石の知行地を新たに与えられた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
明治維新後の秩禄処分により、武士たちは代々受け継いできた石高を失い、困窮の淵に立たされた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview