幻辞.com

大名

だいみょう
名詞頻度ランク #16646 · 青空 3323
1
標準
daimyo (Japanese feudal lord)
文例 · 用例
近所では、日蓮宗の信者達が集つて、お大名を称へてゐる女の疳高い声や睡さうな男の声がしてゐた。
中原中也 古本屋 青空文庫
片側の大名邸の高い土堤の上に茂り重なる萩青芒の上から、芭蕉の広葉が大わらわに道へ差し出て、街燈の下まで垂れ下がり、風の夜は大きな黒い影が道一杯にゆれる。
寺田寅彦 やもり物語 青空文庫
昔の大名それの君、すれちがいし船の早さに驚いてあれは何船と問い給えば御附きの人々かしこまりて、あれはちがい船なればかく早くこそと御答え申せば、さらばそのちがい船を造れと仰せられし勿体なさと父上の話に皆々またどっと笑う間に船は新田堤にかかる。
寺田寅彦 東上記 青空文庫
囲炉裏に榾をさしくべ、岩魚の串刺にしたやつを炙りながら、山林吏が、さっき捨てた土饅頭は何だね、と案内の猟師に訊ねる、旦那、ありゃ飛騨の御大名の墳で、と右の一伍一什をうろ覚えのままに話す、役人は、そんな由緒のあるものと知ったら、何とか方法もあったものをと口惜しそうな顔をした。
小島烏水 梓川の上流 青空文庫
私が二、三日前、ふと夜店で手に入れた天保七年の御江戸分間地図を見ると、道三橋から竜の口、八代洲河岸にかけて、諸大名や、林|大学頭の御上屋敷、定火消屋敷などが立並んでいる。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
「金銀は卑しきものとて手にも触れず、仮初にも物の直段を知らず、泣言を言はず、まことに公家大名の息女の如し」とは江戸の太夫の讃美であった。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
箱根観光博覧会の大名行列だそうである。
寺田寅彦 箱根熱海バス紀行 青空文庫
食堂のガラス窓越しに見える水辺の芝生に大名行列の一団が弁当をつかっているのが見える。
寺田寅彦 箱根熱海バス紀行 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の参勤交代は、大名にとって非常に大きな財政的負担だった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
戦国大名たちは自らの領地を守るため、堅固な城を各地に築いた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
資料館には、かつての大名が着用していたとされる豪華な甲冑が展示されている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
ウィキペディア

大名(だいみょう)とは、平安から鎌倉時代、私田の一種である名田の所有者のことであり、名田の大小によって大名や小名と形容する普通名詞であり特定の地位を表す語ではなかった。平安時代末頃からこの語が見られるようになり、鎌倉時代以降は大きな所領をもって家臣団を形成した有力武士は大名と呼ぶようになった。これとは別に勢力があり大きな名誉をもつ者を大名(たいめい)とも記述され大名(だいみょう)と大名(たいめい)は日葡辞書では区別されているものの混用もされていたようである。

出典: 大名 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0