炎暑
えんしょ
名詞名詞-の形容詞
標準
heat wave
文例 · 用例
炎暑、極熱のための疲労には、みめよき女房の面が赤馬の顔に見えたと言う、むかし武士の話がある。
— 泉鏡花 『二、三羽――十二、三羽』 青空文庫
盛なる哉、炎暑の色。
— 泉鏡花 『月令十二態』 青空文庫
樺太とはいっても八月の炎暑である。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
其二 夏休 天の炎暑を司る、必らずしも人を苦しむるのみにあらず。
— 北村透谷 『客居偶録』 青空文庫
日は午を過ぎて、炎暑漸多くまゝにせんとす。
— 長塚節 『草津行』 青空文庫
* 森山が、疲労と睡眠不足との身体を炎暑に煎りつけられて、日射病系の急性|霍乱で死んでから、そこの小作人達は、代る代るに水揚げ水車を踏んだ。
— 佐左木俊郎 『黒い地帯』 青空文庫
翌日もむろん前日にまさる炎暑でしたが、勤番は半日交替で午前中にひけるはずでしたから、伝六の怪しげなる腕まえによって調理された朝食を喫すると、あまりぞっとしない顔つきで、むっつりとしながら出仕いたしました。
— なぞの八卦見 『右門捕物帖』 青空文庫
七八月の炎暑はかうして平原の到るところの街々に激しい流行病を仲介し、日ごとに夕燒の赤い反照を浴びせかけるのである。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
作例 · 標準
炎暑の中、マラソン大会が開催され、多くの選手が熱中症で倒れた。
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都会の炎暑はアスファルトの照り返しでさらに厳しく感じる。
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炎暑の夏には、冷たいビールが何よりもご馳走だ。
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