革質
かくしつ
名詞名詞-の形容詞
標準
coriaceous
文例 · 用例
つばきの葉を見るような、厚い革質のくすんだ光沢があって、先端の丸い、細長い楕円形の葉を群がらしている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
この樹は、小喬木で、樹形は円錘状、葉は大形、対生、長楕円形、革質、馬来が原産地である。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
この果実は始めは緑色であるけれども成熟するときは、果皮が非常に堅くなりて革質様の殻質を呈しその色も黒くなります。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
団扇の形した海ほほづき、人魂ににた朝鮮ほほづき、天狗ほほづき、薙刀ほほづき、それらはみな海のほほづきで、革質の袋のなかに磯臭い垢がはひつてゐる。
— 中勘助 『銀の匙』 青空文庫
かくしつゝ神の子どもは、悉くまひのぼれば、うらゝかに懶き空に、滿ちわたる輕き空氣は、左右縦に横に、こまやかに振動しつゝ、畑打の耳|※りて、響は止まず。
— 長塚節 『長塚節歌集 中』 青空文庫
にたりと笑って、忠義するはこの時とばかり、屋敷の奥へ注進に駈け込んでいったその隙を狙いながら、退屈男達三人はすばやく身をかくしつつ、邸内深くの繁みの中に忍び入りました。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
年ごろよく具しつる人々(共イ)なむわかれ難く思ひてその日頻にとかくしつゝのゝしるうちに夜更けぬ。
— 紀貫之 『土佐日記』 青空文庫
仁和寺に、慈尊院の大藏卿隆曉法印といふ人、かくしつゝ、かずしらず死ぬることをかなしみて、ひじりをあまたかたらひつゝ、その死首の見ゆるごとに、額に阿字を書きて、縁をむすばしむるわざをなむせられける。
— 鴨長明 『方丈記』 青空文庫
作例 · 標準
この革製品は、使い込むほどに味わいが出る、上質な革質をしている。
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デザイナーは、バッグの素材として、独特の革質を持つものを探していた。
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「この財布、革質がすごくいいな」「そうでしょ、ずっと探してたんだ」
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