角質
かくしつ
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #30151 · 青空 5 例
標準
keratin
文例 · 用例
」とでも言つたらこの小説家の気に入つたかも知らないが、実際の事をいふと、私はその折|他に貸す程の金を持合せてゐなかつたし、それに折角質屋の通帳があると睨むで来た小説家にもそれでは済まなかつた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
孔雀が年老いて来ると、舌に牙のような角質が生えるそうだが、それを他の生物の皮膚に突き刺し、血液の中に浸して置くと、その角質が忽ち、ポロリと欠け落ちてしまう――と云うのだがね。
— 小栗虫太郎 『夢殿殺人事件』 青空文庫
焦げつく豚の皮の臭い、燃える角質の臭いが、やがて、われわれをよろこばせる――食慾をそそる。
— LE VIGNERON DANS SA VIGNE 『ぶどう畑のぶどう作り』 青空文庫
巨大な毛穴、ギラギラ光るうろこ型の角質。
— 江戸川乱歩 『影男』 青空文庫
かくしつゝ神の子どもは、悉くまひのぼれば、うらゝかに懶き空に、滿ちわたる輕き空氣は、左右縦に横に、こまやかに振動しつゝ、畑打の耳|※りて、響は止まず。
— 長塚節 『長塚節歌集 中』 青空文庫
にたりと笑って、忠義するはこの時とばかり、屋敷の奥へ注進に駈け込んでいったその隙を狙いながら、退屈男達三人はすばやく身をかくしつつ、邸内深くの繁みの中に忍び入りました。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
年ごろよく具しつる人々(共イ)なむわかれ難く思ひてその日頻にとかくしつゝのゝしるうちに夜更けぬ。
— 紀貫之 『土佐日記』 青空文庫
仁和寺に、慈尊院の大藏卿隆曉法印といふ人、かくしつゝ、かずしらず死ぬることをかなしみて、ひじりをあまたかたらひつゝ、その死首の見ゆるごとに、額に阿字を書きて、縁をむすばしむるわざをなむせられける。
— 鴨長明 『方丈記』 青空文庫
作例 · 標準
乾燥肌の人は、肌の角質が厚くなりやすい傾向がある。
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かかとがガサガサなのは、角質が硬く発達しているからだ。
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「このクリームは、古くなった角質を優しく除去してくれるんだ」
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足の裏の角質を削ると、驚くほどスベスベになった。
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ウィキペディア
角質(かくしつ)とは、硬タンパク質の一種であるケラチンの別称。皮膚バリア機能を担う角質からなる構造は、角層、または角質層、または角質細胞層と呼ばれる。
出典: 角質 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0