中興
ちゅうこう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
restoration
文例 · 用例
さすがに上吉田は、明藤開山、藤原|角行(天文十年―正保三年)が開拓して、食行身禄(寛文十一年―享保十八年)が中興した登山口だけあって、旧|御師町らしいと思わせる名が、筆太にしたためた二尺大の表札の上に読まれる、大文司、仙元房、大注連、小菊、中雁丸、元祖|身禄宿坊、そういった名が、次ぎ次ぎに目をひく。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
夢窓国師が中興の開山で、開山堂に国師の像が安置してあります。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
老人が尚も自分のやる片切彫というものを説明するところを聞くと、元禄の名工、横谷宗※、中興の芸であって、剣道で言えば一本勝負であることを得意になって言い出した。
— 岡本かの子 『家霊』 青空文庫
権之丞というのは近世、実家の中興の祖である。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
煎茶道の中興の祖、上田秋成が書いてゐる「もう何も出来ぬ故、煎茶を飲んで死をきはめてゐるばかりだ」と。
— 岡本かの子 『新茶』 青空文庫
彼は後世、煎茶道の中興の祖と仰がれるだけにこの齢になつても、この道には執著を持つた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
貞伝上人様は、このお寺の中興開山、五代目の上人様でございまして、――」と、またもや長い説明が続く。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
津軽の人、竹内運平氏の青森県通史に拠れば、「この安東一族の騒乱は、引いて関八州の騒動となり、所謂北条九代記の『是ぞ天地の命の革むべき危機の初め』となつてやがては元弘の変となり、建武の中興となつた。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
作例 · 標準
衰退していた伝統工芸は、彼の情熱によって見事な中興を遂げました。
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その音楽家は、忘れられかけていた古い様式を現代に中興させました。
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「この街は、かつての賑わいを中興させようと、皆で頑張っているんだ。」
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