中興の祖
ちゅうこうのそ
表現名詞
標準
restorer of a dynasty
文例 · 用例
権之丞というのは近世、実家の中興の祖である。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
煎茶道の中興の祖、上田秋成が書いてゐる「もう何も出来ぬ故、煎茶を飲んで死をきはめてゐるばかりだ」と。
— 岡本かの子 『新茶』 青空文庫
彼は後世、煎茶道の中興の祖と仰がれるだけにこの齢になつても、この道には執著を持つた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
滝廼家の大師匠といえば東京のみならず三都の芸人間にも江戸幇間の明治中興の祖のようにも敬われてその名は鳴り響いていた。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
そもそも、熊楠幼時より信心厚く、何でもござれで諸宗の経典に眼を晒し、断食苦行などは至極の得手物で、先日円寂した土宜法竜大僧正など、汝出家せば必ず中興の祖師となれると勧められた。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
……中興の祖には、貴方より他になつて下さるものはないんだから。
— 田山花袋 『ある僧の奇蹟』 青空文庫
人間の脳髄というものを、初めて人間の屍体の中に発見したのは西洋医学中興の祖と呼ばれている大科学者ヘポメニアス氏であった。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
宜道から此夢窓國師と大燈國師とは、禪門中興の祖であると云ふ事を教はつたのである。
— 夏目漱石 『門』 青空文庫
作例 · 標準
その国の歴史において、彼はまさに中興の祖と称された。
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衰退しかけた家業を立て直し、中興の祖として子孫に語り継がれている。
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この企業は、一度倒産寸前までいったが、現社長が中興の祖となり再建した。
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ウィキペディア
中興の祖(ちゅうこうのそ)とは、一般に「名君」と称される君主または統治者のうち、長期王朝、長期政権の中途、かつ危機的状況後に政権を担当して危機からの回復を達成し、政権の安定化や維持に多大な功績があったと歴史的評価を受ける者をいう。
出典: 中興の祖 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0