倉廩
そうりん
名詞
標準
rice granary
文例 · 用例
この災害のあとで、「班幣畿内諸神、祈止風雨」あるいは「向柏原山陵、申謝風水之※」といったようなその時代としては適当な防止策が行われ、また最も甚だしく風水害を被った三千百五十九家のために「開倉廩賑給之」という応急善後策も施されている。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
日高郡川又で聞いたは、この物|倉廩に籠る事往々ありと。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
虹汀其心を察し、その日の裡に厚く労ひて家人に暇を与へ、家屋|倉廩を封じて「公儀に返還す。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
すなはち従ひ来れる馬士を養ひて家人となし、田野を求めて家屋|倉廩を建て、故郷|京師に音信を開きて万代の謀をなす傍、一地を相して雷山背振の巨木を集め、自ら縄墨を司つて一宇の大|伽藍を建立し、負ひ来りたる弥勒菩薩の座像を本尊として、末代迄の菩提寺、永世の祈願所たらしめむと欲す。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
また『五代史記』に據ると、五代の初に、揚州地方は連年の騷亂の爲、倉廩空虚となつた結果、人肉の需要が盛に起り、貧民の間では、夫はその婦を、父はその子を肉屋に賣り渡し、肉屋の主人は彼等の目前で之を料理いたし、羊豚と同樣に、店前で人肉を賣り出したといふ。
— 桑原隲藏 『支那人の食人肉風習』 青空文庫
倉廩満ちて礼節を知り、衣食足りて栄辱を知る。
— 喜田貞吉 『エタに対する圧迫の沿革』 青空文庫
「倉廩充ちて礼節を知る」で、生活に困難がなければそう嫌がられる事もせず、世間に比して特に不潔なと云う生活を営む筈もありません。
— 喜田貞吉 『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』 青空文庫
(一三)區區の齊を以て、(一四)海濱に在り、(一五)貨を通じ財を積み、國を富まし兵を彊うし、(一六)俗と好惡を同じうす故に(一七)其稱に曰く、(一八)『倉廩實ちて禮節を知り、(一九)衣食足りて榮辱を知る。
— 管晏列傳第二 『國譯史記列傳』 青空文庫
作例 · 標準
飢饉に備え、村では共同で米を貯蔵する倉廩が建設された。
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倉廩は、食料の備蓄だけでなく、地域の経済活動の中心でもあった。
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古代の文明では、豊かな倉廩が国家の繁栄を支えていた。
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