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濁水

だくすい
名詞
1
標準
muddy water
文例 · 用例
ここに浮いていたというあたりは、水草の藻が少しく乱れているばかり、ただ一つ動かぬ静かな濁水を提灯の明りに見れば、ただ曇って鈍い水の光り、何の罪を犯した色とも思えない。
伊藤左千夫 奈々子 青空文庫
ミサコはお互の少時間の自由を、対岸を流れる濁水に眼をうつして云った。
吉行エイスケ 女百貨店 青空文庫
早暁の町のアスファルトの上を風に吹かれて行く新聞紙や、スプレー川の濁水に流れる渦紋などはその一例である。
寺田寅彦 映画時代 青空文庫
今朝より君が来宅までわが近郊の散歩は濁水暫時地を潜りし時のごとし。
国木田独歩 わかれ 青空文庫
勇美子は裾を引上げて濁水に脛を浸しながら、物珍らしげに門の前を歩いていた。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
河身を見れば濁水|巨巌に咆哮して正しく天に漲ぎるの有様、方等般若の滝もあったものにあらず、濁り水が汚なく絶壁を落つるに過ぎない。
井沢衣水 本州横断 痛快徒歩旅行 青空文庫
五月雨の濁水滔々たる桂川の上流から、新しい長持に錠を卸して、上に白い御幣を置いたものが流れて来た。
夢野久作 殺人迷路 青空文庫
」“Chon-aiko! chon-aiko! ……”「華魁、何をそんなに見てお出でなの、くよくよとさ、黄色いふたつの高張に赤い日が、あのやうに射しかけて、ぴちやぴちやと濁水が凄いわねえ、あら、ちよいと、そんな処でおちんこなんか捲くるもんぢやありませんつたら、小児は罪が無ことねえ、ほほほ。
北原白秋 東京景物詩及其他 青空文庫
作例 · 標準
大雨の影響で、川には濁水が激しく流れ込んでいる。
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洪水の後、田んぼ一面に濁水が残り、農家の人々は肩を落とした。
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工事現場から漏れ出した濁水が、近くの小川を汚してしまった。
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