仁
じん異読 にん
名詞頻度ランク #5654 · 青空 1279 例
標準
benevolence (esp. as a virtue of Confucianism)
文例 · 用例
彼は単なる冷酷漢で、それゆゑ却て平和の中ではやさしい人とみえる、或時は自分をディアボリストかなと思つたりして満足してみる、かのお仁好しと天才との中間にある、得態の知れない輩なのである。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
近きベンチへ腰をかけて観音様を祈り奉る俄信心を起すも霊験のある筈なしと顔をしかめながら雷門を出づれば仁王の顔いつもよりは苦し。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
橙紅色の丸薬のような実の落ち散ったのを拾って噛み砕くと堅い核の中に白い仁があってそれが特殊な甘味をもっているのであった。
— 寺田寅彦 『郷土的味覚』 青空文庫
越後の豪家|高頭仁兵衛氏が、山岳辞彙ともいうべき浩澣な原稿をかかえて、志賀先生を訪問せられたとき、横浜にいる人が、こんな紀行文を発表している、山を知っている人らしいから、訪問してみたらどうかと、注意されたそうだ。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
」 見習は、六尺位の仁王様のように怒った。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
また仁明天皇の御代に僧|真済が唐に渡る航海中に船が難破し、やっと筏に駕して漂流二十三日、同乗者三十余人ことごとく餓死し真済と弟子の真然とたった二人だけ助かったという記事がある。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
応仁の乱は細川勝元、山名宗全の両頭目の死によって一時、中央では小康を得たようなものの、戦禍はかえって四方へ撒き散された形となって、今度は地方地方で小競合いが始まりました。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
斯るときに於てはじめて芸術は人類に必需で、自他共に恵沢を与えられる仁術となる。
— 岡本かの子 『巴里のむす子へ』 青空文庫
作例 · 標準
孔子の教えでは、「仁」は最も重要な徳とされている。
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困っている人を助けるのは、「仁」の心からだ。
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彼は、常に「仁」の精神を忘れずに人と接している。
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標準
human
作例 · 標準
「仁」という言葉は、人間そのものを指すこともある。
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彼は、人間としての「仁」を失ってしまったようだ。
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仏教では、人間だけでなく、すべての「仁」(生きとし生けるもの)への慈悲を説く。
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標準
kernel
作例 · 標準
脳の「仁」(核)の部分は、生命維持に不可欠だ。
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この穀物の「仁」(胚)を取り出して、調理する。
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宇宙論では、惑星の「仁」(核)の形成について研究している。
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標準
nucleolus
作例 · 標準
細胞の「仁」(小核)は、遺伝情報の伝達に関わる。
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電子顕微鏡で、細胞の「仁」(核小体)を観察した。
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遺伝子発現において、「仁」(核小体)の役割は大きい。
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ウィキペディア
仁(じん)とは、中国思想における徳の一つ。仁愛。特に、儒家によって強調されており、孔子がその中心に据えた倫理規定で、人間関係の基本。
出典: 仁 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0