簫鼓
しょうこ
名詞
標準
flutes and drums
文例 · 用例
ただあきれ返って、しょうことなしに盤面を見ていた。
— 国木田独歩 『二老人』 青空文庫
『明日の朝になればなんでもないサ』と私もしょうことなしに宥めていましたが、お俊が帰りそうにもないので、『静かになったようだから見て来たらよかろう』と言いますと、お俊は黙って起って出てゆきましたから、私はすぐ蚊帳の内に入ってしまったのでございます。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
渡瀬はまた腰を折られてしょうことなしに机の上にある読本を取り上げて、いじくりまわした。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
げんのしょうこという草は腹薬として重宝がられるが、何というつつましい草であろう。
— 種田山頭火 『草と虫とそして』 青空文庫
靠れ框の角の花壺のねむり草が、しょうことなしに、葉の瞼を尖の方から合せかけて来た。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
僕と松男君はいつだったか、ろんよりしょうこ、ごんごろ鐘がはたしてごんごろごろと鳴るかどうか試しにいったことがある。
— 新美南吉 『ごんごろ鐘』 青空文庫
草鞋をはいていたというのがしょうこである。
— 新美南吉 『花のき村と盗人たち』 青空文庫
それがしょうこに、それから五、六|日のち、海蔵さんは、椿の木に向かいあった崖の上にはらばいになって、えにしだの下から首ったまだけ出し、人々の喜捨のしようを見ていました。
— 新美南吉 『牛をつないだ椿の木』 青空文庫
作例 · 標準
風に乗ってどこからか聞こえてくる簫鼓の音に、旅人はふと足を止めて聞き入った。
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漢詩の調べとともに奏でられる簫鼓は、静寂な夜の趣をいっそう深いものにする。
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かつての宮廷の宴では、華やかな衣装を纏った奏者たちが簫鼓を奏で、場を彩った。
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