鉦鼓
しょうこ異読 しょうご
名詞
標準
small gong (used in gagaku)
文例 · 用例
しかしこれらの記録中でおもしろいと思わるるのは、ある書では笛の音がよく反響しないとあり、他書には鉦鼓鈴のごときものがよく響かないとある事である。
— 寺田寅彦 『化け物の進化』 青空文庫
鉦鼓淵、盗人谷、その天上の風格は亭々と聳立する将軍台、また厳として平なる金床台。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
諸仏開帳の例として、開帳中は数十人の僧侶が、日々参列して読経鉦鼓を勤めなければならない。
— 夜叉神堂 『半七捕物帳』 青空文庫
鉦鼓を叩き、太鼓を打ち、「南無阿弥陀仏」を唱へて踴躍するのが本意で、次々にいろ/\脇芸が附加せられて行つた。
— 折口信夫 『夏芝居』 青空文庫
法師田楽になると、大太鼓の代りの鉦鼓を、重さの為に高く吊り、おなじ田の行事なる鎮花祭の悪霊逐ひの念仏踊りと、田の祝福の田楽とを混淆して、踊るのも其はずである。
— 折口信夫 『古代研究 追ひ書き』 青空文庫
さすれば、猿若狂言に使ふ安宅丸の幕の緋房と言ふのは、実は、念仏聖の懸けた鉦鼓の名であり、本の名にまでなつた「金の揮」は、単に念仏聖の持つぬさかけ棒であらうか。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
きのふと變り、庭上に嚴めしい威儀の士の列立や、華麗な鉦鼓の設けこそなけれ、その中央神樂を奏する舍の三方を、白と淺黄に染分けた斑幔で圍ひ廻らして人目を遮り、神こそは見そなはせと、賢所に面した北の一方だけを開いたのは、更に神祕を深めた感がする。
— 羽田亨 『賢所御神樂の儀』 青空文庫
遥なる木母寺の鉦鼓に日は暮れ、真崎稲荷の赤き祠に降る雪の美し(下巻第六図)と見る間もなく、神明の社に来れば(下巻第七図)烏帽子の神主三人早くも紅梅の咲匂へる鳥居に梯子をかけ注連飾にいそがはし。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
作例 · 標準
雅楽の演奏が始まると、鉦鼓の澄んだ音が厳かな空気の中に響き渡った。
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鉦鼓は金属製の円盤を叩いて音を出す楽器で、リズムを刻む重要な役割を持つ。
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楽人は、装飾の施された台座に吊るされた鉦鼓を、バチを使って慎重に打ち鳴らした。
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ウィキペディア
鉦鼓(しょうこ)とは、雅楽で使われる打楽器の一つ。仏教で使用される場合は鉦(かね・しょう)とも称される。
出典: 鉦鼓 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0