両種
りょうしゅ
名詞
標準
both kinds
文例 · 用例
もっとも、室町時代でも、京都では、この両種の音が近くなってこれを混同するものもあったのであるが、これを区別するのが標準的発音であるとせられたのである(日本西部の方言では区別していた)。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
この両種の音は、現代の新潟県の或る地方の方言には残っている。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
しかしてこれを取り来りてノルウェー産の樅のあいだに植えましたときに、奇なるかな、両種の樅は相いならんで生長し、年を経るも枯れなかったのであります。
— 信仰と樹木とをもって国を救いし話 『デンマルク国の話』 青空文庫
然るに経験の積むに従い種々の聯想ができるので、遂に知覚中枢を本とするのと運動中枢を本とするのと両種の体系ができるようになる。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
いわゆる帰納法に由って得たる自然法なる者は、或両種の現象が不変的連続において起るから、一は他の原因であると仮定したまでであって、如何に自然科学が進歩しても、我々はこれ以上の説明を得ることはできぬ。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
両種の文学の特性は以上のごとくであります。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫
また名前こそ両種でありますから自然派と浪漫派と対立させて、畳を堅うし濠を深こうして睨み合ってるように考えられますが、その実敵対させる事のできるのは名前だけで、内容は双方共に往ったり来たり大分入り乱れております。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫
今の歌よみにしてこれほどに客観と主観との区別ある両種の露を同じやうに見られたる事かへすがへすも口惜し。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
作例 · 標準
この森には赤松と黒松の両種が自生しており、植生の違いを観察するのに適している。
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展示会で紹介された新しいハイブリッド車は、ガソリンと電気の両種のエネルギーを効率よく使う。
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似たような見た目だが、これら両種は遺伝学的には全く異なるグループに属している。
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