華燭
かしょく
名詞
標準
bright light
文例 · 用例
ただいま友人、大隅忠太郎君から、結納ならびに華燭の典の次第に就き電報を以て至急の依頼を受けましたが、ただちに貴門を訪れ御相談申上げたく、ついては御都合よろしき日時、ならびに貴門に至る道筋の略図などをお示し下さらば幸甚に存じます、と私も異様に緊張して書き送ってやったのである。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
逢うが別れの今世に、臨終のなごりを惜むため、華燭銀燈輝いて、見返る空に月のごとき、若竹座を忍んで出た、慈善市の光を思うにつけても、横町の後暗さは冥土にも増るのみか。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
彼は蘇州の我家へ帰るなり秀英と華燭の典をあげた。
— 田中貢太郎 『断橋奇聞』 青空文庫
つい此間満里子君は私の、これも亦満里子君同様に、私は親愛を、彼は敬愛を互ひに譲り合つた験しもないといふいとも円満な交遊を持ち続けてゐる私の年下の友達のR君と華燭の典を挙げました。
— 牧野信一 『満里子のこと』 青空文庫
身方の親戚知友はもとより新夫人の両親骨肉|及「鷹の宿」の隣家に住める医師、兼、弁護士の免状所有者にして、篤学の聞え高きランドルフ・タリスマン氏迄も招待して、盛大なる華燭の典を挙げ、附近住民をして羨望渇仰の眼を瞠らしめぬ。
— 夢野久作 『押絵の奇蹟』 青空文庫
和気春光さんの「華燭の宵」は怖い顔の花嫁さんやと思いました。
— 上村松園 『帝展の美人画』 青空文庫
それは諸友の柏軒たかの華燭を賀した詩歌であつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
が、徒に責めるばかりで、何一つ然るべき処置も取らない内に、残暑はまた朝寒に移り変って、とうとう所謂華燭の典を挙げる日も、目前に迫ったではございませんか。
— 芥川龍之介 『疑惑』 青空文庫
作例 · 標準
城の広間は、幾百もの蝋燭が放つ華燭の光で、昼のように明るく照らされていた。
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祭りの夜、無数の提灯が揺らめき、辺りは幻想的な華燭に包まれた。
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詩人は、彼女の瞳の輝きを「夜空にまたたく星々の華燭のようだ」と詠った。
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標準
wedding ceremony
作例 · 標準
来たる五月、二人の華燭の典を執り行う運びとなりました。
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友人の華燭を祝うために、心のこもったプレゼントを選んだ。
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有名な俳優同士の華燭の宴は、多くの報道陣を集めて盛大に行われた。
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