煎じる
せんじる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to boil
文例 · 用例
これは漢法医が多く、漢薬は、きざんであったのを、盛りあわせて煎じるから、医者は薬箱をもたせ、薬箱には、柄の永い、細長い平たい匕――連翹の花片の小がたのかたちのをもっていたものだ。
— 長谷川時雨 『田沢稲船』 青空文庫
これから、薬を煎じるのじゃが――その間に、顔だけ見るがよい。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
短冊、色紙等のはりまぜの二枚屏風の陰に、薬を煎じる土瓶をかけた火鉢。
— 倉田百三 『出家とその弟子』 青空文庫
珈琲を煎じる時一人前にその殻を二つか三つも交ぜてよく砕いて掻廻しますと珈琲のアクがすっかりその殻についてしまって漉さずに茶碗へ注いでも黒い粉が出ません。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
この薬たしかに効能あるやうに覚えければその後は風邪心地の折とてもアンチフェブリンよりは葛根湯妙振出しなぞあがなひて煎じる事となしぬ。
— 永井荷風 『矢はずぐさ』 青空文庫
」 いつであったか、少年は、おばあさんの家で、これと同じ薬を煎じるかおりを、かいだ記憶がありました。
— 小川未明 『夢のような昼と晩』 青空文庫
山梔の実の乾したのは、何処の薬屋でも売つてゐるから、手に入れるのは容易であり、色もあのまゝで、調合せずに使へるけれども、煎じると云ふ手数があつて、且最大の欠点は褪色し易いことである。
— 谷崎潤一郎 『文房具漫談』 青空文庫
それに、これは粉末を水で融けばよいので、煎じるには及ばないし、関西地方では普通一般に家屋の塗料に使ふから、どんな田舎でも売つてゐるのである。
— 谷崎潤一郎 『文房具漫談』 青空文庫
作例 · 標準
薬を作るために、ハーブを5分間煎じてください。
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シェフは最大限の風味を引き出すために、慎重にスープを煎じた。
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お茶のために、お湯を煎じてもらえますか?
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