夙
しゅく
名詞頻度ランク #4169 · 青空 135 例
標準
outcasts common around the Kyoto region from the Kamakura period to the Edo period
文例 · 用例
其著者を誰とかする、即ち當時廷臣とし、軍人とし、政治家として夙に盛名あるも、未だ文筆の人としては左までに顯はれざりしラロシフコー公爵其人なりとす。
— 太宰治 『ラロシフコー』 青空文庫
」いかにも、「廷臣とし、軍人とし、政治家として夙に盛名ある」ラロシフコー公爵その人の息吹が感ぜられる尊嚴盛大の文章である。
— 太宰治 『ラロシフコー』 青空文庫
つみびとの歌 阿部六郎にわが生は、下手な植木師らにあまりに夙く、手を入れられた悲しさよ!
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
翌くる日は穂高岳に上るつもりで、朝|夙く起きた、宿の女が「飯が出来やしたから、囲炉裏の傍でやって下せえ、いけましねえか」と、畏る畏る閾越しに伺いに来る、いいとも、と返辞して大囲炉裏の前に、蝋燭を立て、猟士や宿の人たちと、車座になって飯を済ます、準備も整って出かけると、雨になった。
— 小島烏水 『梓川の上流』 青空文庫
「――チタ子とは数日前、私が夙川の舞踊場の踊りの帰路を立寄ったR酒場で会ったのです。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
翌朝、夙川のアパートメントの独身部屋をノックする音で私は眼ざめました。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
そしてはじめ心に決めていた都会へ帰る日取りは夙うの昔に過ぎ去ったまま、いまはその影も形もなくなっていたのである。
— 梶井基次郎 『冬の蠅』 青空文庫
堯が間借り二階の四畳半で床を離れる時分には、主婦の朝の洗濯は夙うに済んでいて、漆喰は乾いてしまっている。
— 梶井基次郎 『冬の日』 青空文庫
作例 · 標準
その村には、昔から人目を避けて暮らす夙と呼ばれる人々がいたという言い伝えがある。
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歴史資料によると、夙の人々は特定の地域で独自の文化を築いていた。
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社会の片隅に追いやられた夙の人々にも、尊厳ある生活を送る権利がある。
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ウィキペディア
夙(しゅく、夙の者、宿の者)は、中世から近世にかけて近畿地方に多く住んでいた賎民。中世の非人身分が分解する際に生じ、被差別部落の起源の多くであったかわたよりも下位でありながら、その差別はそれほど強烈ではなかったといわれる。
出典: 夙 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0