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前身

ぜんしん
名詞頻度ランク #16083 · 青空 434
1
標準
antecedents
文例 · 用例
しかしてこの哀れなる垂死の人の生涯を夢みた時、あたかもこの人の今の境遇が余の未来を現わしていて、余自身がこの翁の前身であるような感じがした。
寺田寅彦 青空文庫
丁度多くの前科者が、前身について言はれることを恐れるやうに、君も病的にそれを恐れ、君の自敍傳から抹殺しようと考へてる。
萩原朔太郎 室生犀星に與ふ 青空文庫
これが青空の前身であつた。
梶井基次郎 『青空』のことなど 青空文庫
かの女の前身は外人相手の娼婦なので、魑魅子には東洋の古典の絵巻にあるような繊細なこころは、あいにく持っていなかったが、女取引所にあらわれる体温によって花咲いた男性の手管を、侵略に委せて刺青した、肉体的異国的な地図と感情を失ったエモーションの波、そこに愛情の新らしい鋳型を僕は見出すのだ。
吉行エイスケ 東京ロマンティック恋愛記 青空文庫
「處でね、あの女の前身は何だと思ふ?
南部修太郎 ハルピンの一夜 青空文庫
五 百貨店の先祖 百貨店の前身は勧工場である。
寺田寅彦 自由画稿 青空文庫
それはとにかく、その勧工場のもう一つ前の前身としては浅草の仲見世や奥山のようなものがあり、両国の橋のたもとがあり、そうして所々の縁日の露店があったのだという気がする。
寺田寅彦 自由画稿 青空文庫
ところでその今の母親と言うのは前身は芸妓上りと言う事で、まだ色も香も相当残っとる年増盛りじゃが、そのような女にも似合わず、生さぬ仲のお熊を可愛がる事と言うものは実の母親も及ばぬくらいで、トテモ世間並を外れとる。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
作例 · 標準
この大学の前身は、明治時代に設立された私塾であることが知られている。
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そのハイテク企業の意外な前身は、地方の小さな家具メーカーだった。
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前身の組織から受け継いだ伝統を大切にしつつ、新しい時代のニーズに応えていく。
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