孤島
ことう
名詞頻度ランク #25858 · 青空 392 例
標準
solitary island
文例 · 用例
ナポレオンが運命の夕べに南大西洋の孤島にさびしく終わってもその偉大さに変わりはなかった。
— 寺田寅彦 『相対性原理側面観』 青空文庫
たゞ見る此一小駅は森林に囲まれて居る一の孤島である。
— 國木田独歩 『空知川の岸辺』 青空文庫
長く響いた気笛が森林に反響して脈々として遠く消え去せた時、寂然として言ふ可からざる静さに此孤島は還つた。
— 國木田独歩 『空知川の岸辺』 青空文庫
此樣な孤島に鍛冶屋などのあらう筈はない、一時は心の迷かと思つたが、决して心の迷ではなく、寂莫たる空にひゞひて、トン、カン、トン、カンと物凄い最早疑はれぬ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
私が子ープルス港を出港のみぎり、圖らずも注意を引いた反古新聞の不思議なる記事中の主人公で、既に一年半以前に或秘密を抱いて、部下卅七|名の水兵等と一夜奇怪なる帆走船に乘じて、本國日本を立去つた人、其人に今や斯かる孤島の上にて會合するとは、意外も、意外も、私は暫時五里霧中に彷徨したのである。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
然し先夜の反古新聞の記事から推及して、大佐が今現に浮世の外なる此孤島に在る事、また今も聽ゆる鐵の響などから考へ合はせると朧ながらもそれと思ひ當る節の無いでもない。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
かゝる孤島の事だから、御馳走は無いがと大佐の言譯だが、それでも、料理方の水兵が大奮發の由で、海鼈の卵子の蒸燒や、牡蠣の鹽しく感じた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
大佐の心では、吾等兩人が意外の椿事の爲めに、此樣な孤島へ漂着して、之から或年月の間、飛ぶに羽なき籠の鳥、空しく故國の空をば眺めて暮すやうな運命になつたのをば、寧ろ不憫と思つて居るのであらう。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
作例 · 標準
地図にも載っていないような孤島に流れ着き、一晩を過ごすことになった。
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都会の喧騒を逃れ、絶海の孤島で自給自足の生活を送るのが彼の夢だ。
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荒れ狂う海の中にポツンと浮かぶ孤島は、寄せ付けるものを拒んでいるようだ。
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