息を引き取る
いきをひきとる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to die
文例 · 用例
病人が最後の息を引き取ると、また鐘が鳴ります……」修道士にとつては死が喜びである。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
人間の息を引き取る前とあととにおける体重を比較しようとする学者は今おそらく一人もないであろう。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
この細君が後年息を引き取る時、亭主の坂田に「あんたも将棋指しなら、あんまり阿呆な将棋さしなはんなや」と言い残した。
— 織田作之助 『可能性の文学』 青空文庫
その中でも、被害者が毒を飲まされてから息を引き取る迄の手みじかな、平気な描写は、描写ではない真実の光景として、覗いている節穴の形と一所に、今でも私の眼に滲みついております。
— 夢野久作 『江戸川乱歩氏に対する私の感想』 青空文庫
圭介は息を引き取る前不思議にも一瞬正気になり、枕元に集つてゐる中で修一だけをわざと一歩進ませて、母の面倒はお前が見るんだぞと言ひ、その時窓に映つてゐた西日が落ちたさうである。
— 織田作之助 『六白金星』 青空文庫
そんな亭主を持ち、細君は死ぬまで将棋を呪うて来たが、けれど十年前いよいよ息を引き取るといふ時「あんたは将棋がいのちやさかい、まかり間違うても阿呆な将棋は指しなはんなや。
— 織田作之助 『聴雨』 青空文庫
息を引き取るまでずっと負けず嫌いでありたいのだ。
— THE ADVENTURE OF THE DYING DETECTIVE 『瀕死の探偵』 青空文庫
彼は、息を引き取るとき、親兄弟の優しい慰藉の言葉に、どんなに渇えたことだろう。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
作例 · 標準
長年地域に貢献された〇〇様は、昨夜、ご家族に見守られながら安らかに息を引き取られました。
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瀕死の重傷を負った彼は、最期の力を振り絞り、「皆、ありがとう…」と呟き、静かに息を引き取った。
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病室では、医師や看護師が患者さんの容態を注意深く見守り、苦痛なく穏やかに息を引き取るのを手助けしていました。
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祖母が息を引き取る最期の瞬間、私の手を握りしめていたのを今でも鮮明に覚えています。
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