永訣
えいけつ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
last farewell
文例 · 用例
八 突然、イベットに永訣しなければならなくなった世にも憐れな落胆者小田島は、また同時に世にも羞しい果報者となってホテルへ帰った。
— 岡本かの子 『ドーヴィル物語』 青空文庫
たゞ大阪の兄が危篤だといふ電報に接して、見舞ひ或ひは永訣――その孰になるかは、東京を立つた時の彼には判らなかつた――のために大阪へ来たついでに、甥にさそはれて立寄つたのを機会に、しばらく逗留したまでであつた。
— 徳田秋聲 『閾』 青空文庫
直に母の大病に言よせて、永訣のためにとて呼び還しぬ。
— 芥川龍之介 『大久保湖州』 青空文庫
十月二十日、永訣書を作る。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
彼もまたこれを漏れ聞き、遂に十月二十日永訣の書を作り、これをその父兄に与えたり。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
談、刻を移して、予、暇を告げて去らんとすれば、先生|猶しばしと引留られしが、やがて玄関まで送り出られたるぞ、豈知らんや、これ一生の永訣ならんとは。
— 福沢先生を憶う 『瘠我慢の説』 青空文庫
これが私にとつて博士と永訣にならうとは、神ならぬ身の知る由もなく、博士に悦ばれたことを、自分も悦んで歸つたのです。
— 高橋龍雄 『芳賀先生と日本主義』 青空文庫
先師は彼をその家に見舞われ、窓から彼の手をとって永訣された。
— 下村湖人 『現代訳論語』 青空文庫
作例 · 標準
He offered a final, poignant last farewell to his homeland.
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The soldier penned a letter to his family, a silent last farewell.
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It was an emotional last farewell before she boarded the ship.
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"This is it, then. A last farewell," he murmured, turning away.
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