上臈
じょうろう
名詞
標準
court lady
文例 · 用例
もし果してそうならば、猪早太ほどにもない雑兵葉武者のわれわれ風情が、遠慮なしに頭からざぶざぶ浴びるなどは、遠つ昔の上臈の手前、いささか恐れ多き次第だとも思った。
— 岡本綺堂 『秋の修善寺』 青空文庫
『上皇のお側に仕へてゐた上臈がおあとを慕うて島へ渡つて參り、程なく身重になつた。
— 島三題 『樹木とその葉』 青空文庫
』『さア、どうなられましたか……、まだほかに上皇の姫君も父君のおあとを慕つて參られましたが、どうしたわけか御一緒におゐでずに、此處とは別な谷間に上臈と同じく庵を結んで居られたと申します。
— 島三題 『樹木とその葉』 青空文庫
其處も前の上臈の庵のあとゝ同じく小さな谷間、と云つても水もなにもない極めて小さな山襞の一つに當つてゐた。
— 島三題 『樹木とその葉』 青空文庫
さなくとも長きもの神馬の尾髪、神子の袖、上臈のかもじと『尤の草紙』に見る通り、昔は神の乗り物として社内に飼う馬の毛を一切截らなんだ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
この画は平家の若い美くしい上臈が壇の浦から遁れて、岸へ上ったばかりの一糸をも掛けない裸体姿で源氏の若武者と向い合ってる処で、ツイこの頃も明治の裸体画の初めとして或る雑誌に写真が載せられた。
— 内田魯庵 『美妙斎美妙』 青空文庫
ましてやその他の月卿雲客、上臈貴嬪らは肥満の松風村雨や、痩身の夷大黒や、渋紙面のベニスの商人や、顔を赤く彩ったドミノの道化役者や、七福神や六歌仙や、神主や坊主や赤ゲットや、思い思いの異装に趣向を凝らして開闢以来の大有頂天を極めた。
— ――新文学の曙光―― 『四十年前』 青空文庫
女|旱りがすれば格別、主ある女房にいい寄って、危い思いをするよりも宮川町の唄女、室町あたりの若後家、祇園あたりの花車、四条五条の町娘、役者の相手になる上臈たちは、星の数ほどあるわ。
— 菊池寛 『藤十郎の恋』 青空文庫
作例 · 標準
紫式部は、光源氏の物語の中で、数々の魅力的な上臈たちを描写しています。
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儀式においては、最高位の上臈が特別な装束を身にまといました。
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「わあ、この絵の中の人たち、みんなすごく綺麗!これが上臈っていう人たちなの?」
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ウィキペディア曖昧さ回避
上﨟(じょうろう)→「﨟」を参照。 江戸時代の大奥の女中の役職名のひとつ。上﨟御年寄を参照。 御匣殿別当、尚侍、および二位、三位の典侍で禁色をゆるされた大臣の女、あるいは孫女などの高級女官のこと。のち、幕府や大名に仕える奥女中の最上位のものを「大上﨟」といった。 年功を積んだ、官位の高い人・高僧のこと。
出典: 上臈 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0